明治生まれの文豪たちの、恋に賭けた本気の文章、ラブレター

文豪たちのラブレター『文豪たちのラブレター』(別冊宝島編集部編・宝島社)を入手しました。
本書は、文豪たちが本気で恋をして、入魂の言葉を紡いだ手紙を集めたラブレター集です。

文章を書くことを生業とした文豪たちの生々しく自らの心情を描きつくした文章と、垣間見ることができる人間性に目を奪われます。
ラブレターをより理解しやすくするため、当時の文豪と恋人・関係者の相関図や解説が手紙本文の前に配置され、文豪の恋模様に妄想が膨らみます。

「この頃ボクは文ちゃんがお菓子なら頭から食べてしまいたい位可愛い気がします」
――芥川龍之介

文豪が綴った、甘く切なくどこか愛おしい、恋の手紙
芥川龍之介が後の妻・文に送ったラブレターの一節は、思わず赤面してしまうくらい恥ずかしく、それでいて恋する心情が伝わってくる「生っぽい」文章です。
かの文豪たちも、ラブレターともなると、その人自身のパーソナリティが色濃く反映されてしまうもの。
本書は、中島敦、太宰治、谷崎潤一郎、夏目漱石、森鴎外など、あの文豪たちが実際に書いたラブレターを、当時の状況と解説とともに掲載した一冊です。

(Amazon.co.jp 内容紹介より)

文豪の記念館や資料館を訪れ、展示されている手紙や資料、事績の紹介を読むと、意外にドロドロした男女関係に驚くことがあります。
ラブレターは、文豪の全集や評伝を出典にしていますが、こんな赤面するような手紙まで公開されてしまう、文豪って大変だなと思いました。

いつもの時代小説の世界から少し離れて、文豪の素顔を追ってみるのも面白そうです。

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『文豪たちのラブレター』(別冊宝島編集部編・宝島社)