2024年大河ドラマ「光る君へ」放送までに読みたい時代小説

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時代は平安、小説で楽しむ紫式部

新・紫式部日記5月11日、2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の制作が決定し、大石静さんが脚本を担当し、吉高由里子さんが主人公の紫式部を演じることが発表されました。

女性に学問は不要といわれた時代。紫式部は、下級貴族ながら漢詩人で歌人であった父の影響で、幼少時から漢文を読みこなし才女として名高く、壮大な恋愛長編『源氏物語』を書き上げた女性です。紫式部の『源氏物語』執筆に、欠かせない男性が、藤原道長。ドラマでは、どのように道長との関係が描かれ、『源氏物語』執筆のエピソードが綴られていくいくのか、興味が尽きません。道長ら主要な登場人物の配役とともに、気になるところです。

《大河ドラマ第63作》制作決定! 主演・吉高由里子 作・大石 静 - 大河ドラマ「光る君へ」
作・ #大石静 主演・ #吉高由里子 #紫式部

大河ドラマの放送開始までに、紫式部を主人公にした時代小説を読んでみたいものです。

そこで、おすすめの作品をいくつか紹介します。

夏山かほるさんの『新・紫式部日記』は、『源氏物語』に秘められた謎と紫式部の秘密を描いた会心作です。

紫式部の幻の作品をめぐる物語では、森谷明子さんの『千年の黙 異本源氏物語』がおすすめ。『白の祝宴 逸文紫式部日記 平安推理絵巻』『望月のあと 覚書源氏物語『若菜』 平安推理絵巻』と続く三部作が楽しめます。

岡田鯱彦さんの『薫大将と匂の宮』では、「宇治十帖」を巡る殺人事件を、紫式部と清少納言が推理を競う、王朝推理小説です。

冲方丁さんの『月と日の后』は、紫式部が仕えた中宮(皇后)藤原彰子の生涯を描いた長編小説です。彰子の人生を変えた重要な人物として式部が描かれています。

杉本苑子さんの『散華 紫式部の生涯』のように現在入手が難しくなっている作品もあります。大河ドラマをきっかけに復刊されたり、新たに多くの関連本が刊行されたりすることを強く願っています。

紫式部|時代小説で読む
紫式部|むらさきしきぶ|作家・歌人・女官|平安『源氏物語』の作者と知られる紫式部は、漢詩人で歌人でもある下級貴族藤原為時の娘に生まれました。長じて、藤原道長に召し出されて、道長の娘で、一条天皇中宮の彰子に仕えている間に『源氏物語』を完成させ...