人物鹿鳴館の花から日本のナイチンゲールへ。気高い貴婦人の物語 『鹿鳴館の花は散らず』|植松三十里|PHP研究所 植松三十里(うえまつみどり)さんさんは、歴史の狭間に埋もれていた人に光を当てて、その生涯を鮮やかに描き出す歴史時代小説の名手です。 歴史小説、『鹿鳴館の花は散らず』(PHP研究所)では、“日... 2024.08.15人物単行本女性明治注目貴族
人物幕末から明治へ、暗殺から始まった山尾庸三と伊藤博文の青春 『蛍の光 長州藩士維新血風録』|阿野冠|徳間書店 阿野冠(あのかん)さんの歴史小説、『蛍の光 長州藩士維新血風録』(徳間書店)は、第13回日本歴史時代作家協会賞新人賞の候補作に選ばれました。 「長州五傑(ファイブ)」は、長州出身で、幕末にイ... 2024.07.23人物単行本幕末維新明治武家注目西洋青春
合戦、戦い第一次大戦下のフランス軍で、爆撃王を目指した日本人の物語 『鶴は戦火の空を舞った』|岩井三四二|集英社文庫 岩井三四二(いわいみよじ)さんの『鶴は戦火の空を舞った』(集英社文庫)は、『「タ」は夜明けの空を飛んだ』に続く、近代を舞台にした歴史時代小説です。 著者は、2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』... 2024.07.08合戦、戦い大正・昭和文庫明治注目痛快西洋
ミステリー浅見光彦のご先祖様が、出口が見えない不知森で謎解き 『不知森の殺人 浅見光彦シリーズ番外』|和久井清水|光文社文庫 内田康夫さんの未完の遺作を引き継ぐ、「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の祈り』で作家デビューした著者。和久井清水(わくいきよみ)さんの「浅見光... 2024.06.27ミステリー恋愛文庫明治注目
人物この世の全て知り尽くす、南方熊楠の数奇な運命を描く 『われは熊楠』|岩井圭也|文藝春秋 6月13日(水)に、第171回直木賞候補作品が発表になりました。今回、歴史時代小説からは、岩井圭也さんの『われは熊楠』(文藝春秋)がノミネートされました。 本書は、著者の初めての歴史小説です。 博物学者で... 2024.06.18人物単行本大正・昭和明治注目直木三十五賞