第169回直木賞は、永井紗耶子さん、垣根涼介さんのW受賞

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『木挽町のあだ討ち』7月19日(水)、第169回直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の選考会が開催され、垣根涼介(かきねりょうすけ)さんの『極楽征夷大将軍』(文藝春秋)と永井紗耶子(ながいさやこ)さんの『木挽町のあだ討ち』(新潮社)が受賞作に決まりました!

垣根さん、永井さん、直木賞受賞おめでとうございます!

垣根さんは2000年に『午前三時のルースター』で、第17回サントリーミステリー大賞と読者賞を受賞し作家デビュー。2017年に『室町無頼』で第156回、2019年に『信長の原理』で第160回の直木賞候補となり、3回目での受賞となりました。
『極楽征夷大将軍』は、室町幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇です。

『極楽征夷大将軍』

永井さんは、2010年、『絡繰り心中』で第11回小学館文庫小説賞を受賞、『恋の手本となりにけり』と改題して刊行し、作家デビューをします。2022年、『女人入眼』で第167回直木三十五賞候補となり、今回が2回目の候補での受賞です。
『木挽町のあだ討ち』は、芝居の町で起きた仇討ちの真相を芝居にかかわる様々な人の証言を通して解き明かす、時代小説です。

お二人の共通点は、「本屋が選ぶ時代小説大賞」の受賞歴があること。
近年、歴史時代小説での活躍が著しい作家が揃って受賞され、時代小説ファンとしてこの上ない喜びです。

出典:第169回直木三十五賞候補作品決定!(2023年上半期)|公益財団法人日本文学振興会より

■Amazon.co.jp
『極楽征夷大将軍』(垣根涼介・文藝春秋)
『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子・新潮社)

永井紗耶子|時代小説ガイド
永井紗耶子|ながいさやこ|時代小説・作家1977年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。新聞記者を経て、フリーランスライターとして活躍。2010年、「恋の手本となりにけり」(2014年、文庫刊行時に『恋の手本となりにけり』と改題)で、第...
垣根涼介|時代小説ガイド
垣根涼介|かきねりょうすけ|作家1966年、長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年、『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年、『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会...