時代小説の目利きたちが選んだ、この短編小説がすごい!

この時代小説がすごい! 時代小説傑作選『この時代小説がすごい!』誌が選び抜いた、短編時代小説傑作集、『この時代小説がすごい! 時代小説傑作選』が宝島社文庫より刊行されました。

時代小説の年間ランキングを発表してきた『この時代小説がすごい!』誌(宝島社刊)のランキング選考に携わってきた24人の時代小説の目利きによる、オールタイムの短編小説ベストテン。
本書には、そのベストテンの第1位から第5位まで、完全収録しています。

毎年、時代小説の年間ランキングを発表してきた『この時代小説がすごい!』誌。文芸評論家、ライター、編集者、書店員など、24人の本の目利きたちが、今回、短編時代小説のオールタイムベストテンを選出しました。

第1位「国を蹴った男」伊東潤
今川義元の嫡男・氏真は蹴鞠の名手。今川家最後の当主の生き様を、蹴鞠職人の視点で鮮やかに描き出しています。

第2位「赦免花は散った」笹沢左保
著者の代表作「木枯し紋次郎」シリーズの第一作。紋次郎の股旅人生はここから始まります。

第3位「錯乱」池波正太郎
松代藩藩祖・真田信幸(信之)の晩年に起こった、幕閣を巻き込んだ相続問題。直木賞を受賞した、池波さんの初期の代表作の一つです。

第4位「笊ノ目万兵衛門外へ」山田風太郎
忍法帖シリーズで知られる山風さんの、忍法帖でない幕末時代小説。老中安藤対馬守の配下の鬼同心笊ノ目万兵衛のキャラクターが秀逸です。

愛5位「直江山城守」坂口安吾
大河ドラマ「天地人」で一躍、メジャーな存在になった直江兼続。火坂雅志さんと同じ、新潟県新潟市出身の坂口安吾にとって、上杉家に仕えた兼続は思い入れ深い存在で、五十年ほど前に取り上げています。

それぞれの作品には、投票者のコメントも付き、読みどころがわかります。巻末には選者たちのベスト10も掲載されていて、作品選びの参考にもなります。

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『この時代小説がすごい! 時代小説傑作選』
『この時代小説がすごい! 2016年版』