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第12回(2023年度)日本歴史時代作家協会賞、候補発表

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第12回日本歴史時代作家協会賞 文庫書き下ろし新人賞候補作品>2023年6月27日(火)、
日本歴史時代作家協会
より、第12回日本歴史時代作家協会賞の新人賞、文庫書き下ろし新人賞、作品賞の候補作品が発表されました。
選考会は8月5日(土)16時に行われる予定です。

第12回日本歴史時代作家協会賞受賞作品、決定
2023年8月5日(土)に、第12回日本歴史時代作家協会賞(主催:日本歴史時代作家協会)の最終選考会が開催されて受賞作が決定し、8月8日(火)に発表となりました。 授賞式は2023年10月20日(金)に予定しております。 開催の詳細につきま

日本歴史時代作家協会は、歴史時代小説を書く作家、時代物イラストレーター、時代物記事を書くライター、研究者などが集う会です。
日本歴史時代作家協会賞の選考委員長は三田誠広さんで、文芸評論家の菊池仁さん、書評家の雨宮由希夫さん、日本歴史時代作家協会事務局長加藤淳さんが選考委員をつとめています。
私、理流も昨年から選考委員の末席に名を連ねています。

第12回日本歴史時代作家協会賞の各賞の候補作品は下記の通りです。

●新人賞(歴史時代作品デビューから3年以内の作家で、2022年6月から2023年5月刊行までの四六判作品が対象)
[候補作]
青波杏さん『楊花の歌』集英社 2023年2月
天津佳之さん『あるじなしとて』PHP研究所 2022年6月
高瀬乃一さん『貸本屋おせん』文藝春秋 2022年11月
羽鳥好之さん『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』早川書房 2022年10月
由原かのんさん『首ざむらい 世にも快奇な江戸物語』文藝春秋 2022年11月

●文庫書き下ろし新人賞(歴史時代作品デビューから3年以内の作家で、2022年6月から2023年5月刊行までの文庫書き下ろし作品が対象)
[候補作]
伊藤尋也さん『土下座奉行』小学館文庫 2023年5月
時武里帆さん『大角先生よろず覚え書き』ハヤカワ時代ミステリ文庫 2023年2月
西川司さん『深川の重蔵捕物控ゑ1 契りの十手』二見時代小説文庫 2023年5月
汀こるものさん『煮売屋なびきの謎解き仕度』ハルキ時代小説文庫 2022年10月
横山起也さん『編み物ざむらい』角川文庫 2022年12月

●作品賞(2022年6月から2023年5月刊行までの刊行作品が対象)
[候補作]
上田早夕里さん『上海灯蛾』双葉社 2023年3月
奥山景布子さん『やわ肌くらべ』中央公論新社 2022年7月
橘かがりさん『女スパイ鄭蘋茹の死』徳間文庫 2023年3月
月村了衛さん『十三夜の焔』集英社 2022年10月
村木嵐さん『まいまいつぶろ』幻冬舎 2023年5月

●シリーズ賞(非公開審査)
●功労賞(非公開審査)

今回の候補作品の特徴は、戦前・戦中を描いた昭和史小説『楊花(ヤンファ)の歌』『上海灯蛾』『女スパイ鄭蘋茹(テンピンルー)の死』の3作品がノミネートされたこと。
昭和史も歴史時代小説の分野の一つと認識されてきたように思います。
また、『女スパイ鄭蘋茹の死』は、前年の矢野隆さんの『琉球建国記』(集英社文庫)に続く、文庫書き下ろしでの作品賞候補となっています。

候補作品は、いずれが受賞してもふさわしい優れた作品ばかりです。8月の選考会は激戦になりそうですので、選考会前に候補作品をもう一度読み直してみたいと思います。

出典

第12回日本歴史時代作家協会賞受賞作品、決定
2023年8月5日(土)に、第12回日本歴史時代作家協会賞(主催:日本歴史時代作家協会)の最終選考会が開催されて受賞作が決定し、8月8日(火)に発表となりました。 授賞式は2023年10月20日(金)に予定しております。 開催の詳細につきま

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『楊花の歌』(青波杏・集英社)
『あるじなしとて』(天津佳之・PHP研究所)
『貸本屋おせん』(高瀬乃一・文藝春秋)
『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』(羽鳥好之・早川書房)
『首ざむらい 世にも快奇な江戸物語』(由原かのん・文藝春秋)

『土下座奉行』(伊藤尋也・小学館文庫)
『大角先生よろず覚え書き』(時武里帆・ハヤカワ時代ミステリ文庫)
『深川の重蔵捕物控ゑ1 契りの十手』(西川司・二見時代小説文庫)
『煮売屋なびきの謎解き仕度』(汀こるもの・ハルキ時代小説文庫)
『編み物ざむらい』(横山起也・角川文庫)

『上海灯蛾』(上田早夕里・双葉社)
『やわ肌くらべ』(奥山景布子・中央公論新社)
『女スパイ鄭蘋茹の死』(橘かがり・徳間文庫)
『十三夜の焔』(月村了衛・集英社)
『まいまいつぶろ』』(村木嵐・幻冬舎)