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「2023年12月下旬の新刊(文庫)」をアップ

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『編み物ざむらい(二) 一つ目小僧騒動』|横山起也|角川文庫

編み物ざむらい(二) 一つ目小僧騒動2023年12月21日から12月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2023年12月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回注目の作品は、横山起也(よこやまたつや)さんの時代小説、『編み物ざむらい(二) 一つ目小僧騒動』です。

2023年に『編み物ざむらい』で、第12回歴史時代作家協会文庫書き下ろし新人賞を受賞した著者の待望の第2弾です。

プロの編み物作家として活躍し、多忙な日々を送る著者ですが、受賞の余韻が冷めないうちに、第2弾を発表しました。

悪党を懲らしめる裏稼業「仕組み」を手伝ったことで、ある能力に目覚めた浪人の感九郎。そのことに戸惑いながらも、メリヤスを編んで心を落ち着けていたある日――仲間で戯作者のコキリが行方不明に。常より「不老不死」と嘯き、素性が謎に包まれていた彼女の失踪には何か理由がありそうだ。捜索の旅に出た感九郎たちだったが、背後に不穏な影が忍び寄る。コキリは見つかるのか? 世を編み直す編み物ざむらい、再び見参!

(『編み物ざむらい(二) 一つ目小僧騒動』(角川文庫)Amazonの内容紹介より)

江戸時代に実在したという編み物をする侍を主人公にしたばかりか、悪を懲らしめる際の武器が編むことと編んだ糸を解くことというの設定もユニークです。

本書では、感九郎がどんな技を繰り出すのかも楽しみで、手妻師のジュノ(能代寿之丞)や戯作者コキリ、感九郎の許婚の真魚(まお)ら、お馴染みの面々に、謎の一つ目小僧も絡んで、何とも賑やか。

早く読みたいという衝動を抑えるのに苦労しています。発売日が待ち遠しくてなりません。

『編み物ざむらい(二) 一つ目小僧騒動』の詳しい紹介はこちら

仲間の戯作者コキリが失踪!行方を捜索する編み物ざむらい
『編み物ざむらい(二) 一つ目小僧騒動』|横山起也|角川文庫 毎年、この時期になると、「時代小説SHOW」のベスト10の選定作業に取りかかっています。冬休みの宿題というか、正月を迎える準備というか、まあそんな感じです。 その合間を縫って、お...
文庫●2023年12月下旬の新刊情報
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■今回ご紹介した本


横山起也|時代小説ガイド
横山起也|よこやまたつや|編み物作家、作家 編み物作家、文筆家。株式会社日本ヴォーグ社「編み物チャンネル」顧問/ナビゲーター。 2022年、『編み物ざむらい』で時代小説デビュー。 2023年、『編み物ざむらい』で第12回日本歴史時代作家協会...