蝉谷めぐ実さん『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞受賞

『おんなの女房』｜蝉谷めぐ実｜KADOKAWA

10月15日（土）、一般社団法人日本作家クラブさが主催する、「第10回野村胡堂文学賞」が発表されて、蝉谷めぐ実さんの『おんなの女房』が受賞作に決定しました。
『化け者心中』に続くデビュー2作目での受賞です。

受賞、おめでとうございます！

第１０回「野村胡堂文学賞」受賞作品は蝉谷めぐ実著『おんなの女房』に決定しました！一般社団法人日本作家クラブ（理事長・竹内博）が主催しております第１０回「野村胡堂文学賞」の受賞作品は、作家の蝉谷めぐ実（せみたに・めぐみ）氏の時代小説『おんな...

『おんなの女房』は、文政期の江戸を舞台に描く時代小説。
歌舞伎を見たこともない武家の娘・志乃は、江戸三座の一つ、森田座で評判の女形喜多村燕弥に嫁ぎます。ところが、芝居にすべてを注ぎ、家でも女としてふるまい、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は、尻を落ち着ける場所がわからず、私はなぜこの人に求められたのかと悩みます。
女房とは、女とは、己とはいったい何なのでしょうか――風変わりな夫婦のおかしくて切ない恋物語の幕が開きます。