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「2022年4月下旬の新刊(文庫)」をアップ

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『八本目の槍』|今村翔吾|新潮文庫

八本目の槍2022年4月21日から4月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年4月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました

今回は、今村翔吾さんの、長編歴史時代小説、『八本目の槍』(新潮文庫)を取り上げてみました。

安土桃山時代の見方が変わる! 誰も書かなかった三成が、ここにいる!
盟友「賤ケ岳七本槍」の眼を通して、浮かび上がる三成の真の姿とは。
過酷な運命を背負った七本槍たちの葛藤、三成との相克そして信頼が、巧みな構成のなかに描かれ、三成の言葉には、千年先を見通した新しき世への希望が滲む。はたして、戦国随一の智謀の男は、何を考え何を思い描いていたのか。
凄まじき〝理〟と熱き〝情〟で、戦国の世に唯一無二の輝きを放った武将の姿を、史実の深い読みと大胆な想像力で描く傑作。吉川英治文学新人賞受賞。

(『八本目の槍』(新潮文庫)Amazonの内容紹介より)

「賤ケ岳七本槍」とは、天正十一年(1583)に、羽柴秀吉と柴田勝家の間で行われた「賤ケ岳の戦い」で功名をあげた秀吉配下の「七人の若武者」のことを指します。

加藤清正、福島正則、加藤嘉明、平野長泰、脇坂安治、糟屋武則、片桐且元がその七人と言われています。

本書は、七本槍の物語を描きなから、各自の視点から、の八本目の槍ともいうべき石田三成の人物像を明らかにしていくという試みがなされていきます。

以下は、単行本刊行時のレビュー。

賤ケ岳の七本槍が知る、八本目の槍、石田三成の本当の姿
『八本目の槍』|今村翔吾・著 今村翔吾さんの長編小説、『八本目の槍』(新潮社)を紹介します。 本書は、「賤ケ岳の七本槍(しずがたけのしちほんやり)」と呼ばれた、羽柴秀吉と柴田勝家の戦いで、戦功が著しい秀吉子飼いの家臣たちを描いた戦国時代小説...

文庫化を機に、また読み直してみたい作品です。

文庫●2022年4月下旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2022年4月下旬の新刊(21日→月末) 2022年4月21日から4月末日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。 新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。 →新刊情報リス...

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『八本目の槍』(今村翔吾・新潮文庫)

今村翔吾|時代小説ガイド
今村翔吾|いまむらしょうご|時代小説・作家 1984年京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、作家に。 2016年、「蹴れ、彦五郎」で第19回伊豆文学賞最優秀賞受賞。 2016年、「狐の城」で第23回九州さが大...