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「2024年2月中旬の新刊(文庫)」をアップ

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『もろびとの空 三木城合戦記』|天野純希|集英社文庫

もろびとの空 三木城合戦記2024年2月11日から2月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年2月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回注目の作品は、天野純希(あまのすみき)さんの戦国時代小説、『もろびとの空 三木城合戦記』です。

東播磨の大名、別所家の本城である三木城。当主の長治は信長に反旗を翻すも、織田勢を率いる秀吉に攻められ、村人を巻き込んだ過酷な籠城戦が始まる。飢えに苦しむ彼らは、究極の選択を迫られ……。家族を守るため、戦場へ向かう村娘。「死に損ない」と罵られ、次こそ死のうと敵を斬り続ける武士。女らしさの呪縛に悩みながら、女の身で陣頭に立つ別所家の妻。戦の裏側にある、名もなき生の物語。

(『もろびとの空 三木城合戦記』(集英社文庫)Amazonの内容紹介より)

戦国時代を舞台にした籠城小説の傑作が遂に文庫化されます。

「三木の干し殺し」と後年呼ばれることになる、極限の状況で露呈される人びとの本当の姿、あるときは壮絶に、またあるときは残酷なまでに描出しながら、物語性豊かに、爽やかな読み味で、最後には深い感動に浸れるのは、戦国小説の名手たる著者ならではのところ。おすすめの一冊です。

▼単行本刊行時のレビュー

壮絶な三木城合戦戦の裏側にあった、ひたむきな生の物語
『もろびとの空 三木城合戦記』|天野純希|集英社 天野純希さんの長編歴史小説、『もろびとの空 三木城合戦記』(集英社)を紹介します。 戦国の三木城というと、別所長治が信長に叛旗を翻した末に、羽柴秀吉の兵糧攻め、「三木の干し殺し」によって落城...
文庫●2024年2月中旬の新刊情報
時代小説●文庫新刊情報|2024年2月中旬の新刊(11日→20日) 2024年2月11日から2月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。...

■今回ご紹介した本

天野純希|時代小説ガイド
天野純希|あまのすみき|時代小説・作家 1979年、愛知県生まれ。 2007年、『桃山ビート・ドライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。 2013年、『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞。 2019年、『雑賀のいくさ姫』で...