【ご恵贈】吉川永青さん『家康が最も恐れた男たち』

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『家康が最も恐れた男たち』|吉川永青|集英社文庫

家康が最も恐れた男たち吉川永青(よしかわながはる)さんの連作形式の歴史小説、『家康が最も恐れた男たち』(集英社文庫)をご恵贈いただきました。ありがとうございます。

2023年の大河ドラマの主人公、徳川家康に焦点を当てた本が次々に刊行されて、ファンとしては何とも喜ばしい限りです。
この機会に、家康の世界をたっぷりと味わいたいと思います。

そんなタイミングで、集英社文庫はズバリ「家康小説」と題して、家康の実像に迫る歴史小説を文庫オリジナルで刊行されました。

その第一弾となるのが、『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞され、活躍が目覚ましい吉川永青さんの本書『家康が最も恐れた男たち』です。

「遺訓の言葉はな、恐れた相手たちから学んだことよ」病床に伏す家康は、遺訓を書き終えて側近の儒者・林羅山に告白する。自分は怖がりだったが故に、天下が取れたのだと――。信長、秀吉、利家、三成など、家康が出会った八人の武将たち。彼らの何に恐れ、何を学んだのか。天下統一を成し遂げるまでの半生を家康視点・時系列で追うことで彼の実像に迫る、連作短編集。これまでにない家康小説!

(カバー裏面の説明文より)

本書の序章で、病床にあった家康は、自身を臆病者と認め、一生のうちでこの上なく恐ろしいと思った者たちが幾人もいたと、側近の林羅山に言います。
子々孫々に遺訓の言葉をしたためますが、それらは恐れた相手たちから学んだ言葉だと。
人生のターニングポイントで家康の前に現れた恐ろしい男たち。
彼らのどこが恐ろしく、彼らから何を学んだのか、新しい切り口で綴られる家康の物語、早く読みたいです。

★2022年11月6日追記
↓ 読みました。

天下人にした原動力、徳川家康が恐れて学んだ八人の男たち
『家康が最も恐れた男たち』|吉川永青|集英社文庫吉川永青(よしかわながはる)さんの長編時代小説、『家康が最も恐れた男たち』(集英社文庫)を紹介します。徳川家康は日本史上では偉大過ぎて、歴史時代小説において主人公として取り上げることが難しい人...

家康が最も恐れた男たち

吉川永青
集英社・集英社文庫
2022年10月25日第1刷

カバーデザイン:目崎羽衣(テラエンジン)
イラストレーション:ケッソクヒデキ

●目次
序章
其ノ一 武田信玄
其ノ二 織田信長
其ノ三 真田昌幸
其ノ四 豊臣秀吉
其ノ五 前田利家
其ノ六 石田三成
其ノ七 黒田如水
其ノ八 真田信繁
解説 末國善己

本文391ページ

本書は「Web集英社文庫」2022年3月~9月に配信されたものを加筆・修正したオリジナル文庫。

■Amazon.co.jp
『家康が最も恐れた男たち』(吉川永青・集英社文庫)

吉川永青|時代小説ガイド
吉川永青|よしかわながはる|時代小説・作家1968年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年、「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。2012年、『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で第33回吉川英治文学賞新人賞...