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「2020年2月下旬の新刊(文庫)」をアップ

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廻り道 手蹟指南所「薫風堂」2020年2月21日から2月29日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年2月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、角川文庫から刊行される、野口卓さんの『廻り道 手蹟指南所「薫風堂」』を紹介します。

子供たちに読み書きを教える「薫風堂」の師匠・雁野直春の青春を描いた文庫書き下ろし時代小説シリーズの第5弾です。

「薫風堂」の師匠・雁野直春は、稔書堂の北斗屋庄兵衛に依頼された書物の執筆に専念しながら、新しい年を迎えた。手習子たちとともに書初めを終えた直春は、意外な人物の訪問を受ける。それは、婚姻を約束しながら果たせずにいた石川家の美雪の母、阿久里だった。旗本の姫と浪人である直春との叶わぬ夢は、阿久里の来訪で終わりを告げるのか。さらに、直春に因縁ある実父から突然の呼び出しが――。シリーズ完結!書き下ろし長篇時代小説。
(Amazon内容紹介より)

子供たちに読み書きばかりでなく人の道を教えることにより、自らも成長していく直春。
婚姻の約束をしながら、心身ともに患ってしまった旗本・石川家の姫美雪との仲はどうなるのか。因縁ある実父との関係は? 内容紹介を読むと、本書でシリーズ完結とのことで、いかなる結末が用意されているのか、大いに気になります。

→2020年2月下旬の新刊(文庫)

■Amazon.co.jp
『手蹟指南所「薫風堂」』(野口卓・角川文庫)(第1作)
『三人娘 手蹟指南所「薫風堂」』(野口卓・角川文庫)(第2作)
『波紋 手蹟指南所「薫風堂」』(野口卓・角川文庫)(第3作)
『明暗 手蹟指南所「薫風堂」』(野口卓・角川文庫)(第4作)
『廻り道 手蹟指南所「薫風堂」』(野口卓・角川文庫)(第5作)

野口卓|時代小説ガイド
野口卓|のぐちたく|時代小説・作家1944年、徳島県生まれ。立命館大学文学部中退。1993年、一人芝居「風の民」で第三回菊池寛ドラマ賞受賞。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビューし、歴史時代作家クラブ新人賞受賞。■時代小説SHOW 投稿記...