『蒼天の鳥』|三上幸四郎|講談社
9月30日(土)の東京新聞朝刊(中日新聞は10月1日)の読書面の「推し時代小説」のコーナーで、おすすめの時代小説を紹介させていただきました。
「推し時代小説」は、旬のおすすめの作品を、文芸ジャーナリストの内藤麻里子さん、文芸評論家の細谷正充さんとで持ち回りで、紹介していくコーナーです。
今回、取り上げたのは、三上幸四郎さんの『蒼天の鳥』(講談社)です。
大正末期の鳥取県を舞台にしたこの歴史ミステリーで、著者は、2023年、第69回江戸川乱歩賞を受賞しました。
女流作家の田中古代子とその幼い娘千鳥を探偵役に据え、大正時代に大流行した「怪盗ジゴマ」をモチーフにしていて、作品の世界観に痺れました。
探偵は大正の女流作家と幼い娘。第69回江戸川乱歩賞受賞作
『蒼天の鳥』|三上幸四郎|講談社三上幸四郎(みかみこうしろう)さんの歴史ミステリー小説、『蒼天の鳥』(講談社)を紹介します。2023年に第69回江戸川乱歩賞受賞作「蒼天の鳥たち」を改題して単行本として発行したものです。本書では、最新の江戸川...
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『蒼天の鳥』(三上幸四郎・講談社)
三上幸四郎|作品ガイド
三上幸四郎|みかみこうしろう|脚本家・ミステリー作家1967年、鳥取県生まれ。慶応義塾大学卒業後、3年間のサラリーマン生活を経て、脚本家になる。テレビアニメ「名探偵コナン」、「電脳コイル」、テレビドラマ「特命係長 只野仁」、「特捜9 Sea...
東京新聞掲載「推し時代小説」バックナンバー
東京新聞(中日新聞)読書欄「推し時代小説」コーナーの紹介東京新聞・土曜日(中日新聞は日曜日)の読書欄「推し時代小説」のコーナーを、細谷正充さん、内藤麻理子さんらと順番に担当しています。