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第166回直木賞は、今村翔吾さんと米澤穂信さんのダブル受賞

『黒牢城』1月19日(水)、第166回直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の選考会が開催され、今村翔吾さんの『塞王の楯(さいおうのたて)』(集英社)と米澤穂信さんの『黒牢城(こくろうじょう)』(KADOKAWA)が受賞作に決まりました!

今村さん、米澤さん、直木賞受賞おめでとうございます!

『塞王の楯』は、戦国時代に城を守る「最強の楯」である石垣積みの技を磨く穴太衆の石工と、「至高の矛」であるともいうべき国友衆の鉄砲鍛冶の対決を描く、戦国小説です。
今村さんは、第160回『童の神』、第163回『じんかん』に続く、3回目の候補での受賞。

『黒牢城』は、織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重。城内で起きた不可思議な事件を、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛とともに解く、戦国ミステリー。
米澤さんも、第151回『満願』、第155回『真実の10メートル手前』に続く、3回目の候補での受賞となります。

『塞王の楯』

直木賞で、歴史時代小説が2作同時に受賞することは珍しいです。(しかもどちらも戦国時代を舞台にした籠城ものという共通点があります。『黒牢城』はミステリの要素も強いですが……)

本日、オミクロン株の猖獗による新型コロナウイルスの感染確認者数が過去最多と聞き、どんよりと重苦しい気分になりましたが、夜、直木賞決定のニュースに触れて、うれしくハッピーな気分になりました。

出典:第165回直木三十五賞候補作品決定!(2021年下半期)|公益財団法人日本文学振興会より

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『塞王の楯』(今村翔吾・集英社)
『黒牢城』(米澤穂信・KADOKAWA)

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今村翔吾|いまむらしょうご|時代小説・作家 1984年京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、作家に。 2016年、「蹴れ、彦五郎」で第19回伊豆文学賞最優秀賞受賞。 2016年、「狐の城」で第23回九...
米澤穂信|時代小説ガイド
米澤穂信|よねざわほのぶ|作家 1978年、岐阜県生まれ。 2001年、『氷菓』で第5回角川が苦戦小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。 2011年、『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(「長編及び...