関ヶ原、再び!? 家康に疎まれた男たちが天下獲りを狙う

天下奪回 黒田長政と結城秀康の策謀北沢秋(きたざわしゅう)さんの戦国時代小説、『天下奪回 黒田長政と結城秀康の策謀』(河出文庫)を入手しました。

『哄う合戦屋』とそれに続く、『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』の戦国エンターテインメント三部作で人気を集めた著者が描く実在の武将を主人公にした戦国歴史ロマン。

2016年11月、河出書房新社より単行本として刊行された『ふたり天下』を、大幅に加筆・修正のうえ改題し、文庫化した作品です。

関ヶ原の戦いから7年後。第一の武功をあげながら、その才ゆえに次第に家康から遠ざけられる黒田長政と、事実上の長子でありながら養子に出され、実父・徳川家康より疎まれてきた結城秀康が手を組み、渾身の策で天下獲りを狙う、戦国歴史ロマン。
(カバー帯の紹介文より)

タイトルにある通り、本書の主人公は、戦国を代表する武将の黒田長政と結城秀康。二人が手を組んで、家康を倒し天下を奪回するために巧緻な計略を練ります。

「分かり申した。実はこの長政も、越前宰相様と力を合わせれば、天下の大乱も夢ではないと思っておりました。宰相様の決意を聞きました上は、誓って宰相様のために尽力いたしましょう。(後略)」

(『天下奪回 黒田長政と結城秀康の策謀』P.152より)

途中から、侠気の男で、戦の上手の立花宗成が加わり、架空戦記ものともいうべき物語はさらにスケールアップし、ワクワク感が高まります。

久々に手にする河出文庫。今となっては小さめに感じる文字組みが懐かしいです。

●目次
第一章 如水の死
第二章 父と子
第三章 最高の軍師
第四章 大坂城乗り込み
第五章 夢の果て

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『天下奪回 黒田長政と結城秀康の策謀』 (北沢秋・河出文庫)
『哄う合戦屋』 (北沢秋・双葉文庫)

北沢秋|時代小説ガイド
北沢秋|きたざわしゅう|時代小説・作家 東京都生まれ。東京大学工学部卒業。 2009年に、『哄う合戦屋』でデビュー。 ■時代小説SHOW 投稿記事 ■時代小説ブックガイド 読書リスト 『哄う合戦屋』(双葉社・双葉...