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老中から課せられた分担米を求めて、若殿・正紀は奔走す

おれは一万石 定信の触千野隆司(ちのたかし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『おれは一万石 定信の触(ふれ)』(祥伝社文庫)を入手しました。下総高岡藩の世子・井上正紀が窮地の藩のために金策に奔走する、人気シリーズ「おれは一万石」の第七弾です。

江戸の米価高騰を解消すべく、老中・松平定信が廻米の触を出した。だが、不作、凶作のなか余分な米など誰も持ってはいない。定信は触を確実に実行させるため、各大名家に分担を課すことにした。高岡藩に課せられた分担米は二百俵。わずかな伝手を頼って正紀は奔走するのだが……。

本書の序章では、天明七年十一月、井上正紀は江戸城に登城し、将軍家斉に拝謁します。いよいよ、下総高岡藩一万石井上家の世子(せいし)としての初御目見です。
その御目見の様子が時代考証に基づいてリアルに描かれていて、興味深く物語に入っていくことができます。

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『おれは一万石 定信の触』(千野隆司・祥伝社文庫)