『イクサガミ 神』|今村翔吾|講談社文庫
2025年8月1日から8月10日に刊行予定の文庫新刊情報として、「2025年8月上旬の新刊(文庫)」を公開いたしました。
今回、特に注目したいのは、今村翔吾さんによる文庫書き下ろし時代小説『イクサガミ 神』(講談社文庫)です。
第1巻『イクサガミ 天』、第2巻『イクサガミ 地』、第3巻『イクサガミ 人』と続いてきた「イクサガミ」シリーズの第4巻で、完結編となります。
ここに注目!
明治11年。大金十万円を得る機会を求めて、京都・天龍寺に集まった腕に覚えのある二九二人。
彼らに告げられたのは、参加者の首に架けられた点数札を奪い合いながら、東海道を辿って東京を目指せという、蟲毒〈こどく〉と呼ばれる死のゲームでした。
幕末に刺客として名を馳せた嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた十二歳の少女・双葉を守りながら、死地を進みます。
最終決戦の地・東京にたどり着いたのは、わずか九人。
八人の化物と、一人の少女――。最後に生き残るのは誰なのでしょうか。
文明開化の世に、命知らずの侍たちが最後の火花を散らす、大興奮のアクションロマンが、いよいよ完結します。
このラストを生きて見届けられることが、最高の喜びです。
読み終えるのが惜しくなるほどの熱量と迫力。まずは、「天」「地」「人」の巻を一気に読み返し、心して「神」に臨みたいと思います。
あらすじ
最終決戦、開幕。 東京は瞬く間に地獄絵図と化しました。 血と慟哭に包まれる都心の一角で、双葉は京八流の仇敵・幻刀斎と出くわします。 一方、愁二郎は当代最強の剣士と相まみえることに――。 戦う者たちの矜持を懸けた「蠱毒」が、ついに終焉を迎えます。 八人の化物と、少女一人。生き残るのは誰なのでしょうか。
(『イクサガミ 神』(講談社文庫)Amazon紹介文より抜粋・編集)

今回ご紹介した本
