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時代小説を読む際に、傍に置きたいお役立ち用語辞典、復刊

『時代小説用語辞典』|歴史群像編集部編|ワン・パブリッシング

時代小説用語辞典歴史群像編集部編の、『時代小説用語辞典』(ワン・パブリッシング)を紹介します。

時代小説に出てくる用語をテーマ、項目ごとに解説した『時代小説用語辞典』(2005年、学研プラス刊)が、2022年12月にワン・パブリッシングが復刊されました。

ワン・パブリッシングは、2020年7月に株式会社学研プラスと株式会社日本創発グループの共同出資会社として設立され、「歴史群像」などの学研の雑誌事業を承継しました。2022年7月からは日本創発グループの連結子会社となっています。

時代小説に登場する用語を、幕府の職制、剣術、庶民の生活・遊戯、風俗から捕物、町名地名の由来まで、全11章に分類したうえでコンパクトに解説。
巻頭の「大江戸図解」では30頁にわたり江戸城、時と暦、お金の数え方、女性の髪形などを絵解きで紹介。巻末の項目索引から引いて調べられるので便利。
時代小説ファンだけでなく歴史ファン、江戸歴史散歩ファンにも必携の1冊。

(『時代小説用語辞典』カバー帯の説明文より)

本書は、「江戸城と武士」、「大江戸捕物帳」、「江戸っ子の生活」というように、大きなテーマで章立てをしたうえで、たとえば「江戸っ子の生活」の章の中では、「町役人」「長屋暮らし」「法制」「銭湯」「髪結」「手習」……と、細かなテーマに分けて、時代小説に登場する用語をコンパクトに解説しています。

そのため、引いて意味がわかるだけでなく、章ごとに頭から読んでいくと江戸の知識が身につく構成となっています。

また、巻末に項目索引が付いているので、「鯉口を切る」「小普請組」「引合を抜く」「沽券」「藪入り」など、時代小説によく出る用語を辞書のように引くこともできます。

第十一章の大江戸八百八町では、現在の東京23区の区ごとに、江戸から続く地名の由来を紹介しています。「ふーむ、なるほど」と唸ってしました。

江戸時代をもっと知りたい方、時代小説をもっと楽しみたい方におすすめ、必携の一冊です。

時代小説用語辞典

歴史群像編集部編
ワン・パブリッシング
2005年4月6日第1刷発行
2022年12月28日第5刷発行

装画:榊原唯幸
装幀:中村容一

●目次
大江戸図解
 江戸城ノ図
 長屋ノ図
 自身番・木戸番小屋ノ図
 町人と生活道具ノ図
 捕物出動ノ図
 武士ノ図
 火消ノ図
 吉原遊女ノ図
 大道芸・曲芸ノ図
 時と暦(二十四節気表・干支順位表)
 お金の数え方
 女性の髪形
 年中行事
 生業尽くし
 江戸全図
 
第一章 江戸城と武士
 城郭/将軍/大奥/大名/直参/藩士
第二章 幕府の職制
 家禄と俸禄/要職/待臣/番方/役方/坊主・下役/学芸・在方/屋敷・奉公人/相続/刑罰
第三章 大江戸捕物帳
 町奉行所/与力・同心/岡っ引/捕物出動/十手・捕縄/番所/超法規出動/牢/人足寄場/刑罰
第四章 剣と剣術
 剣術用語/剣術流派
第五章 江戸っ子の生活
 町役人/長屋暮らし/法制/銭湯/髪結/手習/駕籠/飛脚・瓦版/金融・流通/大店/経済関連
第六章 火事と喧嘩は江戸の華
 武家の火消/町地の火消/江戸の火事/侠客/博徒
第七章 遊郭と岡場所
 遊郭の誕生/廓内/廓外/遊女/見世/しきたり/廓用語/市中の遊所/私娼と町芸者第八章 花開く江戸文化
 遊船/相撲と富/歌舞伎
第九章 江戸の四季
 春/夏/秋/冬
第十章 江戸の職業尽くし
 総記/職人(居職)/職人(出職)/行商人/行商人(食品)/季節の行商人/子供相手の行商人/大道芸/その他
第十一章 大江戸八百八町
 総記/千代田区/中央区/港区/新宿区/文京区/台東区/墨田区/江東区/品川区/目黒区/大田区/世田谷区/渋谷区/中野区/杉並区/豊島区/北区/荒川区/板橋区/練馬区/足立区/葛飾区/江戸川区

■江戸ことばあれこれ
武士の勤務と暮らし/お金に関連したことば/「江戸っ子」に関連したことば/さまざまな江戸ことば/病気と医療に関連することば/女性とその呼称/大衆芸能と文化/気象現象に関連することば/食べ物

付録
元号・西暦対照表
江戸時代年号早見表
主要参考文献
項目索引

本文336ページ

2005年4月に学研プラスから刊行された『時代小説用語辞典』を復刊したもの

■Amazon.co.jp
『時代小説用語辞典』(歴史群像編集部編・ワン・パブリッシング)