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新人作家の応援団を務める森村誠一さん

今井絵美子さんの『雀の宿』を読み始めた。『鷺の墓』に続く瀬戸内の小藩の藩士・保坂市之進を主人公とした、連作シリーズの第2弾である。

今井さんは、2003年に「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞されている。笹沢左保さんは「木枯し紋次郎」シリーズや多くの推理小説で知られるが、晩年、佐賀に移り住まれていたことから、同賞の大賞に笹沢左保さんの名が冠せられている。ちなみに、笹沢さんのペンネームは、奥様の「左保子」さんの名前から採られているそうだ。

そして、九州さが大衆文学賞大賞の審査委員が、笹沢さんの三十年来の盟友の森村誠一さんと佐賀県出身の北方謙三さん、1957年、NHK「私だけが知っている」の脚本を笹沢さん、山村正夫さんらと一緒に務めた夏樹静子さんの三人である。

森村誠一さんは、また同じく盟友の山村正夫さんの小説教室を、1999年の山村さんの逝去以来、受け継いで名誉塾長を務められている。

森村誠一公式サイト

http://www.morimuraseiichi.com/

↑笹沢左保特集や小説家入門山村教室案内も掲載されている。

山村正夫小説教室(現・山村正夫記念小説講座)からは、多くの小説家がデビューし活躍されている。時代小説関係だけでも、宮部みゆきさん、羽太雄平さん、牧南恭子さん、鈴木輝一郎さん、上田秀人さん、島村匠さんらを錚々たる方々を輩出している。

絵師・鈴木春信の美人画で人気者になった笠森稲荷の茶汲み娘・お仙を探偵役にした、『十六夜華泥棒』の作者、山内美樹子さんも、山村教室出身。その解説で森村さんが熱いエールを送られていて、今、この本を読むのを楽しみにしている。

鷺の墓 (時代小説文庫)

鷺の墓 (時代小説文庫)