2006-06-18

ユーモア

現代の戯作者が描く、紀文立志伝

米村圭伍さんの『紀文大尽舞』を読み終えた。花のお江戸で女だてらに戯作者(江戸時代の小説家)を目指す、湯屋真砂湯の娘・お夢。蜜柑(みかん)船で一夜にして財をなした豪商紀伊国屋文左衛門(紀文)の一代記を書くために、その跡を追い回した。紀文に吉原...