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今村翔吾さん、米澤穂信さんらの5作が第166回直木賞候補に

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『塞王の楯』12月17日(金)、第166回直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品が発表されました。

歴史時代小説では、今村翔吾さんの『塞王の楯(さいおうのたて)』(集英社)と米澤穂信さんの『黒牢城(こくろうじょう)』(KADOKAWA)が候補作に選ばれました。

『塞王の楯』は、戦国時代に城を守る「最強の楯」である石垣積みの技を磨く穴太衆の石工と、「至高の矛」であるともいうべき国友衆の鉄砲鍛冶の対決を描く、戦国小説です。
今村さんは、第160回『童の神』、第163回『じんかん』に続く、3回目の候補となります。

『黒牢城』は、織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重。城内で起きた不可思議な事件を、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛とともに解く、戦国ミステリー。
米澤さんも、第151回『満願』、第155回『真実の10メートル手前』に続く、3回目の候補となります。

ほかに、逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)、彩瀬まるさんの『新しい星』(文藝春秋)、柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)がノミネートされています。

選考会は2022年1月19日(水)に都内にて開催されて受賞作が決まります。
奇しくも歴史時代小説の2作はともに、戦国時代を舞台にした籠城もの。
今回も、大好きな時代小説から受賞作が出るといいなあと思っています。

出典:第165回直木三十五賞候補作品決定!(2021年下半期)|公益財団法人日本文学振興会より

■Amazon.co.jp
『塞王の楯』(今村翔吾・集英社)
『黒牢城』(米澤穂信・KADOKAWA)

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今村翔吾|いまむらしょうご|時代小説・作家 1984年京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、作家に。 2016年、「蹴れ、彦五郎」で第19回伊豆文学賞最優秀賞受賞。 2016年、「狐の城」で第23回九州さが大...
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米澤穂信|よねざわほのぶ|作家 1978年、岐阜県生まれ。 2001年、『氷菓』で第5回角川が苦戦小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。 2011年、『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(「長編及び連作短編...