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金沢の文学誌「イミタチオ」と加賀出身の蕉門の俳人凡兆

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「イミタチオ」第61号金沢で執筆活動をされている笛木真作さんから、年賀の挨拶とともに、金沢近代文芸研究会の同人文学誌「イミタチオ」第61号(2020年11月発行)をご恵贈いただきました。

笛木さんは、2020年2月に、百万石加賀前田家が江戸の町と人を守るために組織化した、町人による火消組織、加賀鳶の誕生秘話を描いた長篇時代小説『江戸っ子加賀鳶』を自費出版で刊行されています。

江戸の町と人を守れ!百万石前田家の火消、加賀鳶誕生秘話
石川県白山市在住の笛木真作さんから、自費出版された初めて長篇小説、『江戸っ子加賀鳶』(栄光書房)を献本いただきました。 本書は、百万石加賀前田家が江戸の町と人を守るために組織化した、町人による火消組織、加賀鳶の誕生秘話を描いた長篇時代小説で...

笛木さんは、「イミタチオ」第61号の巻頭で、短篇時代小説「一筋の川 消された俳人凡兆」を発表されました。

凡兆(野沢凡兆)は松尾芭蕉に師事し、加賀国金沢出身で元禄期に京都で活躍した俳人。

小説では、凡兆の最盛期の活躍ぶりと、やがて師と疎遠になり零落していく数奇な人生が限られた紙幅のなかで濃縮して描かれています。

芭蕉のほか去来をはじめとした蕉門の弟子たちも登場し知的好奇心を満たし、京都西町奉行小出守里も絡む事件も織り込まれ、長篇にもできるような興味深い題材でした。

「イミタチオ」は、金沢市内にある書店・うつのみや、もしくは金沢近代文芸研究会にて入手できるそうです。

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