単行本★時代小説新刊情報|2020年9月の新刊(1日→末)
2020年9月1日から9月30日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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門井慶喜さんの『銀閣の人』。
応仁の乱のさなかにあって芸術家たらんとする室町幕府八代将軍・足利義政志のと苦悩をを描いた長編小説。
西條奈加さんの『心淋し川(うらさびしがわ)』。
江戸、千駄木町の一角は心町と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていました。川のどん詰まりには建ち並ぶ長屋がに暮らす人々の哀歓を描く連作市井人情小説。
あさのあつこさんの『えにし屋春秋』。
縁結びも縁切りも、縁を商いとするひとびとの物語。時代ミステリーということです。
諸田玲子さんの『ちよぼ: 加賀百万石を照らす月』。
利家とまつとともに、前田家の礎をつくった、側室を描く連作短編集。仇敵の朝倉に仕える家に生まれ、利家に見初められ、三代藩主の母に登り詰めた利家の「ちよぼ」。
千葉ともこさんの『震雷の人(しんらいのひと)』。
2020年の第27回松本清張賞受賞作。唐の時代を舞台に、兄妹の数奇な運命が交差する。ロマン香る大河小説。楽しみです。
村山由佳さんの『風よ あらしよ』。
明治・大正を駆け抜けた、アナキストで婦人解放運動家の伊藤野枝の短くも鮮烈な生涯を描く恋愛時代小説。
谷津矢車さんの『絵ことば又兵衛』。
信長に処刑された荒木村重一族の生き残りで、絵師として生きた岩佐又兵衛を描く長編歴史・時代小説です。
★2020/09/07 追記
静岡新聞社から『アンソロジーしずおか 戦国の城』が刊行されます。
気鋭の実力派、歴史・時代小説作家10人が、駿河、遠江、伊豆の要衝に築かれた城を舞台にした、書き下ろし短編小説を収録した歴史時代小説アンソロジーです。
芦辺拓さん、永井紗耶子さん、谷津矢車さん、坂井希久子さん、杉山大二郎さん、蒲原二郎さん、彩戸ゆめさん、 鈴木英治さん、早見俊さん、秋山香乃さんという、実力派の執筆陣が勢ぞろいで楽しみです。
★2020/09/21 追記
伊東潤さんの『もっこすの城 熊本築城始末』。
織田信長の家臣で安土城の築城に携わった木村忠範の嫡男の藤九郎は、家族を養うため、肥後の領主・加藤清正に仕官。戦乱の世に翻弄されながら、難関に立ち向かい、熊本城の築城に生涯を賭した武士の一代記。
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