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参勤交代をする旗本とは

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佐伯泰英さんの時代小説が遂にメジャー系の講談社文庫から刊行された。『変化 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)』には、「交代寄合伊那衆異聞」とサブタイトルが付く文庫書下ろしのシリーズだ。

「交代寄合」とは時代小説であまり描かれたことがなく、耳慣れない言葉かもしれない。江戸時代に参勤交代を幕府より課せられたのは大名である。しかし、参勤交代を強いられた旗本が三十数家あった。その家柄を交代寄合衆と呼んだ。

交代寄合衆の発祥をみると、家格も身分も禄高もばらばらであった。松平家一門譜代系、旧織田・豊臣系、旧守護大名系などの名門と、大名の分家・一族系をまとめた「交代寄合表御礼(おもてごれい)衆」と、那須衆、美濃衆、伊那衆、三河衆の豪族系など、単に「交代寄合衆」と呼ばれる家に大きく分けられる。

変化 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)』の主人公本宮藤之助が仕える旗本座光寺家は、交代寄合衆伊那家という設定。なぜ、佐伯さんが「交代寄合衆」に着目したのか、に注意しながら作品を読んでみたいと思った。

変化 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)

変化 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)

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