2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

謹賀新年 二〇一八年戊戌

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謹賀新年あけましておめでとうございます

新しい年を迎えて、気分も新たに物事に取り組んでいこうと思います。
この正月休みはとくに予定もなく、「読み正月」で時代小説三昧といきたいところです。

犬同心 奔る! お蘭と研吾今年の干支である犬が活躍する時代小説を紹介します。

鷹井伶さんの『犬同心 奔る! お蘭と研吾』は、生類憐みの令が撤廃された直後の江戸の町を舞台にした捕物小説です。
心優しく、正義感溢れ、人の善を信じて疑わない若き町奉行所同心犬飼研吾とその愛犬お蘭が、父の死の謎を追います。
白い紀州犬のお蘭が愛らしくて和犬好きにはたまりません。

稲葉稔さんの『武者とゆく』は、手習い所の師匠桜井俊吾と愛犬が活躍す時代小説シリーズ。
二天一流の遣い手で肥後熊本藩の剣術指南だった俊吾が役を解かれ、市中に手習い所を開くことなります。大火で妻子を失い、拾った子犬を武者と名づけて一緒に暮らしていきます。その出会いのシーンから引き込まれます。

いろいろな犬と人の物語を読みたい方には、澤田瞳子さんの選による時代小説アンソロジー『犬道楽江戸草紙 時代小説傑作選』があります。司馬遼太郎さん、白石一郎さん、井上ひさしさん、澤田ふじ子さんら時代小説短編が読めます。

今年は、どんな時代小説と出合うことができるのか、今からワクワクしています。

■Amazon.co.jp
『犬同心 奔る! お蘭と研吾』(鷹井伶・招き猫文庫)
『武者とゆく(Kindle版)』(稲葉稔・講談社文庫)
『犬道楽江戸草紙 時代小説傑作選』(澤田瞳子編・徳間文庫)

ここまで書いてきて、前に同じように犬をテーマにブログを書いたことを思い出しました。こちらもどうぞ。

捕物犬金剛丸 深川門仲ものがたり|時代小説SHOW
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