単行本★時代小説新刊情報|2021年11月の新刊(1日→末日)
2021年11月1日から11月11月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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木内昇さんの『剛心』。
国会議事堂の建設した、日本近代建築の雄、妻木頼黄の生涯を描く長編小説。闇雲に欧化するのではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を心に秘め、数多くの国の礎となる建築に挑み続けました。
畠中恵さんの『御坊日々』。
明治20年。僧冬伯のもとへは困り事の相談に日々客人が訪れます。僧侶で相場師でもある型破りな僧侶と弟子の名コンビが、檀家たちの悩みを解決しながら、師僧の死の真相を追う、連作形式の明治エンタメ小説。
冲方丁さんの『剣樹抄 不動智の章』。
幕府の隠密組織「拾人衆」に加わった了助。しかしながら、父の死の真相と光國との因縁を知ることに。諜報劇の舞台は日光道中へ。疾走感溢れる時代エンターテインメント「剣樹抄」の第2弾。
谷津矢車さんの『北斗の邦へ翔べ』。
松前家中の少年春山伸輔は、家名を復権させるべく、箱館の遊軍隊に合流し、榎本軍への撹乱活動を行っていました。一方、箱館政府において陸軍奉行並になっていた土方歳三は、市中の混乱を収めつつ、近藤勇らと夢見た国盗りを、再びこの地で実現させようとしていた。
青山文平さんの『底惚れ』。
女への思いにかられながら、はぐれ者だった男は一途に自分を刺した女の行方を求めます。女を捜す方便として、江戸の場末・入江町で切見世の主となり、商売は繁盛します。女への思いを貫く純愛を縦線として、物語はハードボイルドに展開していきます。
伊東潤さんの『夜叉の都』。
『修羅の都』の続編。頼朝亡き後も政子は武士の府を守るため、弟の義時とともに政敵を排除する謀略を次々と仕掛け、修羅の道を進みます。圧巻の歴史巨編。
梶よう子さんの『吾妻おもかげ』。
絵師を目指し、安房から江戸に出て十年。菱川吉兵衛は、吉原と芝居小屋という「二大悪所」に入り浸る自堕落な日々を過ごしていました……。江戸の人々の暮らしを見つめ続けた菱川師宣。浮世絵の祖の生涯を描く、波瀾万丈の浮世絵師小説。
武川佑さんの『かすてぼうろ 越前台所衆 於くらの覚書』。
関ヶ原前夜。十三歳の於くらは、越前府中城の炊飯場で下女働きを始めます。城主・堀尾吉晴に料理の才を見出された於くらは、出会いと別れを繰り返しながら、持ち前の機転と思いやりで天下人の心までもを動かしていきます。
北方謙三さんの『チンギス紀 十二 不羈』。
モンゴル国のチンギス率いる十万の遠征軍は東に出撃し、留守を預かるダイルは、三千の守備兵を組織し、三つの砦に配置し、西遼の侵攻に備えていました。一方、モンゴル国の侵攻を受けている金国では、完顔遠理が精強な五万の騎馬隊を整え、耶律楚材が政事の立て直しに力を注いでいました。来るべき戦いに備える強国を描く12巻。
★2021/11/25追記
伊集院静さんの『ミチクサ先生 上・下』。
夏目“漱石”金之助の青春記。心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とする金之助は、兄に英語を仕込まれ、東京大学予備門に一番で合格しました。そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出逢いを果たします――。
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