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【ご恵贈】『賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実』

『賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実』|安藤優一郎|日経ビジネス人文庫

賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実歴史家の安藤優一郎さんの書き下ろし歴史読み物、『賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実』(日経ビジネス人文庫)をご恵贈いただきました。

桃配山から戦いの采配をする家康の後ろ姿が描かれた、宇野信哉さんのカバーイラストで歴史時代小説風の装幀ですが、関ヶ原の戦いを解説した歴史読み物です。

著者は、JR東日本「大人の休日俱楽部」のナビゲーターとして活躍するかたわら、江戸や明治に関する多くの著作物をもつ歴史家です。

天下分け目の“関ヶ原”は豊臣政権の後継争いであり、西軍のトップは石田三成ではなく毛利輝元。家康との豊臣家五大老どうしの戦いだった。官軍はあくまで秀頼を戴く西軍であり、家康は賊軍の将に転落していたのだ。しかし輝元の野望を見抜いた家康は西軍諸将の切り崩しに成功、合戦前夜には勝敗は決していた。合戦当日までの諸将の思惑を丹念においかけることで、関ヶ原の戦いまでの知られざる実像を解き明かす。

(カバー帯の説明文より)

2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送で、再び徳川家康に注目が集まる1年が始まろうとしています(出版界ではすでに始まっています)。

本書は、家康が徳川幕府誕生への道筋を早めた関ヶ原の戦いをめぐる動きにスポットライトを当てています。

既刊の『「関ヶ原合戦」の不都合な真実』でも家康の危機や誤算に触れていましたが、今回はさらに家康と輝元という対立軸に焦点を当てて描かれています。

関ヶ原の戦い直前に賊軍の将に転落していた家康。
いかにして巻き返して、関ヶ原の戦いで勝利を収めて官軍となったのでしょうか?

最近の歴史研究の成果を取り入れて、著者が独自の視点から関ヶ原の戦いの実像を解き明かしています。

歴史小説では、関ヶ原の戦いでは存在感が薄く描かれることが多い毛利輝元に着目し、複雑怪奇な政治過程を読み解いていきます。関ヶ原の戦い前後の動きを理解するのに役立つ一冊です。

賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実

安藤優一郎
日経BP/日本経済新聞出版・日経ビジネス人文庫
2022年10月3日第1刷発行

カバーイラストレーション:宇野信哉
ブックデザイン:鈴木成一デザイン室 ニマユマ

●目次
プロローグ 勝てば官軍負ければ賊軍の関ヶ原
第1章 死期迫る豊臣秀吉と徳川・毛利家――五大老・五奉行制の導入
1 豊臣政権の強化を目指す秀吉
2 別格だった関東の太守・徳川家康
3 中国地方の太守・毛利輝元が抱える複雑な御家事情――「家康一強」体制へ
第2章 毛利輝元の野心と失脚した石田三成
1 秀吉の死と朝鮮出兵の失敗
2 家康包囲網と豊臣家譜代衆
3 石田三成失脚をめぐる諸大名の動き
4 前田家の屈伏と宇喜多家の弱体化
第3章 大坂城を占領した輝元と失脚した家康――賊将への転落
1 大老・上杉景勝討伐に向かう家康
2 西軍総帥となった輝元
3 青天の霹靂だった三成の挙兵
第4章 東軍の巻き返しと西軍の分裂――主役の座を奪い返した家康
1 版図拡大を狙った輝元
2 家康の賭け
3 家康と三成、それぞれの誤算
4 毛利家への調略
第5章 家康に屈服した輝元――創られた関ヶ原の戦い
1 美濃が決戦場となる
2 呆気なく終わった関ヶ原の戦い
3 毛利家改易の危機
エピローグ 伝説となった関ヶ原
関ヶ原関係年表
参考文献

本文237ページ

文庫書き下ろし。

■Amazon.co.jp
『賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実』(安藤優一郎・日経ビジネス人文庫)
『「関ヶ原合戦」の不都合な真実』(安藤優一郎・PHP文庫)

安藤優一郎|著作ガイド
安藤優一郎|あんどうゆういちろう|歴史家 1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士。 早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。 主に江戸をテーマとして執筆・講演活動を展開。 ■時代小説SHOW 投稿記...