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「2020年6月中旬の新刊(文庫)」をアップ

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『頂上至極』|幻冬舎時代小説文庫

頂上至極2020年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。

今回は、幻冬舎時代小説文庫から刊行される、村木嵐(むらきらん)さんの『頂上至極(ちょうじょうしごく)』を取り上げます。

宝暦三年(一七五三)、将軍から突如川普請を命じられた薩摩藩。遠路向かう先は二百もの支流がある木曽三川。重なる借財、烈しく強かな百姓、貧苦に喘ぐ故郷の妻子、疫病に倒れる藩士達と、総奉行・平田靱負の前に次々と難題が持ちあがる。これは形を変えた関ヶ原の戦い――。絶対不可能に思える手伝い普請を、靱負はやり遂げることができるのか。
(Amazonの内容紹介より)

百五十年前に西軍として徳川に刃向かった薩摩、いまだ敵視され続けられていました。
幕府から、天下の暴れ川・木曽三川の、絶対不可能とされる治水工事を手伝い普請を命じられます。

薩摩を困窮に陥れるのか、形を変えた関ヶ原の戦いなのでしょうか。
千人の藩士たちは、”薩摩の誇り”を胸に秘め、一路美濃へと旅立ちました。

家老平田靱負は、総奉行を務め、幾多の困難を乗り越えて、果たしてこの難工事をやり遂げることができるのでしょうか。

薩摩藩が行なった治水事業の過程で起こった一連の事件は、後に宝暦治水事件と呼ばれます。

司馬遼太郎家の家事手伝いや、司馬夫人である福田みどりさんの個人秘書を務め、いわば司馬遼太郎さんの薫陶を受け、最後の書生ともいうべき著者の歴史時代小説を堪能したいと思います。

宝暦治水事件を描いた歴史時代小説には、ほかに杉本苑子さんの『孤愁の岸』があります。

文庫●2020年6月中旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2020年6月中旬の新刊(11日→20日) 2020年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。...

■Amazon.co.jp
『頂上至極』(村木嵐・幻冬舎時代小説文庫)
『孤愁の岸(上)』Kindle版(杉本苑子・講談社文庫)

村木嵐|時代小説ガイド
村木嵐|むらきらん|時代小説・作家 1967年、京都府京都市生まれ。京都大学法学部卒業。 会社勤務を経て1995年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなる。後に司馬遼太郎記念財団理事長で司馬夫人である福田みどりの個人秘書を務める。 2010年、『...