口は悪いが情に厚い、貸し物屋の娘店主が大活躍

貸し物屋お庸 娘店主、想いを秘める平谷美樹(ひらやよしき)さんの、『貸し物屋お庸 娘店主、想いを秘める』が白泉社招き猫文庫より刊行されました。貸し物屋湊屋出店を舞台に、口は悪いが情に厚い、店主お庸が活躍する市井人情時代小説シリーズの第4弾です。

美しい芸妓・葛葉が萱草の花をあしらった簪を、貸し物屋湊屋出店に借りに来た。湊屋の本店の主・清五郎と何やら関係をもつ女らしい。……。清五郎に秘かに思いを寄せるお庸は、疼く気持ちを抑えながらも、機知を働かせて要望に応えようと奮闘する……。

貸し物屋は、損料屋とも呼ばれる、江戸のレンタルショップです。本書は、ひょんなことから貸し物屋の店主をつとめることとなったお庸の活躍を描く、読み切り連作形式の時代小説です。シリーズのどこから読んでも楽しめます。

本書は、第一話の「萱草の簪」をはじめ、「六文銭の夜」「秋時雨の矢立」「人形」「初雪」の五話を収録しています。「ない物は無い」を標榜する、貸し物屋湊屋には、今回も変わった物を借りに、ひと癖も二癖もある、お客がやってきます。

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『貸し物屋お庸 江戸娘、店主となる』(第1作)
『貸し物屋お庸 娘店主、奔走する』(第2作)
『貸し物屋お庸 娘店主、捕物に出張る』(第3作)
『貸し物屋お庸 娘店主、想いを秘める』(第4作)