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摩利支天の如く、凛々しく生きる立花宗茂の妻

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まりしてん誾千代姫山本兼一さんの『まりしてん誾千代姫』がPHP研究所・PHP文芸文庫より刊行されました。

筑前立花城の城督・誾千代姫は、父の盟友で宝満城の城督・高橋紹運の息子・千熊丸(後の立花宗茂)を婿に迎えた。戦国大名の島津、大友、龍造寺が三つ巴の闘いを繰り広げている九州で、大友を支えるも立花家も戦いに明け暮れる。誾千代姫自ら鉄炮隊を率いて闘う中、父・道雪、宗成の父紹運が相次いで命を落とす……。
豊臣秀吉の天下、そして関ヶ原の戦いへ。時代の荒波に翻弄される夫を支えつつ、摩利支天の如く、凛々しく、ひたむきに生きた誾千代姫の生涯を描く長編小説。

2009年に『利休にたずねよ』でっ第140回直木賞を受賞し、2014年、57歳の若さで逝去された山本兼一さん。彼が残した傑作の一つです。単行本刊行時に読み、誾千代姫の激烈でありながらも、凛とした生き方に感動を覚えた記憶があります。文庫化を機に、再読してみたくなりました。

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『まりしてん誾千代姫』

→PHP研究所|まりしてん誾千代姫