『火天の城』の山本兼一さんの取材術

日経BPの「デジタルARENA」を読んでいたら、作家の山本兼一さんのエッセイが掲載されていた。山本さんは、信長の鷹匠を描いた『戦国秘録 白鷹伝』(祥伝社)で注目され、『火天の城』(文藝春秋)で第11回松本清張賞受賞の時代小説の書き手。関係者への綿密な取材をもとにした、ディテールまでリアリティあふれる作品が魅力である。

戦国秘録 白鷹伝

戦国秘録 白鷹伝

火天の城

火天の城

エッセイでは、山本さんの取材先を探す方法が紹介されている。出版社勤務を経て、20年間以上フリーライターをされていたそうだ。取材の下準備に大宅壮一文庫(おおやそういちぶんこ)を活用されていたが、最近はネットを駆使されるようになったという。取材先の入り口として、ネットほど最短最速でありがたいものはなく、その利便性は、ますます高まっていくだろうと結ばれている。

大宅壮一文庫は、ジャーナリスト大宅壮一さんが亡くなった翌年の1971年、膨大な雑誌のコレクションをもとに作られた私立図書館。週刊誌をはじめとする主要な雑誌を、独特の方法により索引づけているため、マスコミの取材調査用に活用されている。

大宅壮一文庫

公益財団法人大宅壮一文庫