残光そこにありて|佐藤雫|中央公論新社
2025年6月28日(土)の東京新聞(中日新聞では6月29日)の朝刊・読書面「推し時代小説」のコーナーにて、本の紹介をさせていただきました。
「推し時代小説」は、書評家の細谷正充さん、文芸ジャーナリストの内藤麻里子さん、文芸評論家の木村行伸さん、そして私が週替わりで、おすすめの歴史時代小説を取り上げる連載企画です。
今回、私がご紹介したのは、佐藤雫(さとう・しずく)さんによる歴史時代小説、『残光そこにありて』(中央公論新社)です。
作品について
『残光そこにありて』は、2027年に放送予定のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で主人公として注目を集める、幕臣・小栗忠順(おぐり・ただまさ)の生涯を描いた歴史小説です。
エリート幕臣として活躍した忠順は、幕府の中で何を成し遂げようとしたのでしょうか。
そして、明治新政府によって、なぜ「逆賊」とされてしまったのでしょうか。
本作は、ドラマ放送を前に、忠順という人物の実像に触れるための最適な一冊です。
今回取り上げた本

佐藤雫|時代小説ガイド
佐藤雫|さとうしずく|時代小説・作家1988年、香川県生まれ。2019年、『言の葉は、残りて』(「海の匂い」改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。時代小説SHOW 投稿記事→佐藤雫の本(Amazonより)⇒時代小説作家リストへ...
東京新聞「推し時代小説」バックナンバー

東京新聞掲載「推し時代小説」バックナンバー
東京新聞(中日新聞)読書欄「推し時代小説」コーナーの紹介東京新聞・土曜日(中日新聞は日曜日)の読書欄「推し時代小説」のコーナーを、細谷正充さん、内藤麻理子さん、木村行伸さんらと順番に担当しています。