『小説新潮 2024年3月号』|新潮社
文芸誌、『小説新潮 2024年3月号』(新潮社)を入手しました。「春の歴史小説特集」で、しかも、お気に入りの作家の新作読切短編が8編も掲載されています。
佐藤賢一さん、梶よう子さんから、松下隆一さん、佐藤雫さん、千葉ともこさん、高瀬乃一さん、花房観音さん、天羽恵さんまで、よくぞここまでという、読書心に火を点ける、強力ラインナップです。読むしかありません。
砂原浩太朗さんとエッセイストの酒井順子さんの対談では、武家小説を中心に手掛けてきた砂原さんが初めて挑んだ江戸市井小説『夜露がたり』の執筆の背景や物語の世界がわかります。
また、藤原道長が栄華を極めた平安時代を描いた王朝ミステリー『のち更に咲く』を刊行したばかりの澤田瞳子さんが、作品の舞台となった平安京を歩くルポも必読です。
京都市平安京創生館に行ってみたいと思いました。
平安宮造酒司跡に建つ、京都通の隠れた新名所 -京都市平安京創生館のホームページへようこそ!
平安宮造酒司跡に建つ、京都通の隠れた新名所 -京都市平安京創生館のホームページへようこそ!
小説新潮 2024年9月号 | 新潮社
新潮社がお届けする『小説新潮 2024年9月号』の情報 【特集】あなたをケアする物語 一穂ミチ(直木賞受賞第一作)/石田夏穂/寺地はるな/南 杏子/前川ほまれ/鈴木大介/仲谷実織/広瀬りんご/千早 茜
小説新潮 2024年3月号
新潮社
2024年2月22日発売
表紙、目次イラスト:益田ミリ
表紙、本文デザイン:名和田耕平デザイン事務所(名和田耕平+小原果穂+三代紅葉+澤井優実+高橋仁菜)
●目次より
春の歴史時代小説特集
佐藤賢一「釣り侍」
梶よう子「玉手箱 みとや・お瑛仕入帖」
松下隆一「かげま」
佐藤雫「花影の皇子」
千葉ともこ「五斗、はじめて卓然 飲中八仙歌」
花房観音「母たちの大奥」
天羽恵「緋の契り」
『夜露がたり』刊行記念対談
酒井順子×砂原浩太朗
『のち更に咲く』刊行記念ルポ
澤田瞳子、平安京を歩く
傑作短編
西條奈加「牧谿の猿 善人長屋」
好評連載
川越宗一「満腔の熱血」
畠中恵「こいぬくる しゃばけシリーズ」
宮城谷昌光「公孫龍」
ほか
本文502ページ
■今回取り上げた本