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「2016年8月の新刊 中」をアップ

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猫と漱石と悪妻」2016年8月11日から8月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2016年8月の新刊 中」を掲載しました。

今回注目しているのは植松三十里(うえまつみどり)さんの2冊の新刊です。1冊目は中公文庫から文庫書き下ろしで刊行される、『猫と漱石と悪妻』です。

見合いに現れた夏目金之助(漱石)に一目惚れした鏡子。しかし、結婚生活は苦難の連続で……! 山あり谷ありの文豪一家グラフィティ。

漱石の妻・鏡子は、悪妻と言われているようですが、本当のところはどうだったのでしょうか? 文豪一家の家族の在り方に興味が湧きます。

植松さんのもう1冊は、集英社文庫から刊行される『家康の母お大』です。

水野忠政の娘お大は、松平広忠に嫁ぎ家康を生むが、離縁され久松俊勝に再嫁。しかし、陰から家康を見守り、武士としての成長を支えた。家康を天下人にした慈母の波乱万丈の生涯。

お大の方は家康の生母であり、家康を描いた時代小説にはよく登場しますが、彼女にスポットを当てた作品は少ないので、彼女の半生を知るチャンスでもあります。

植松さんは、知られざる人物に光を当てた時代小説の名手です。家康と漱石という、歴史上の有名人にとって最も身近で、大きな影響力をもつ、二人の女性をどのように描いているか、とても気になります。

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『猫と漱石と悪妻』
『家康の母お大』

→2016年8月の新刊 中