単行本★時代小説新刊情報|2021年7月の新刊(1日→末日)
2021年7月1日から7月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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京極夏彦さんの『遠巷説百物語』。
盛岡藩筆頭家老にして遠野南部家当主の密命を受けた宇夫方祥五郎は、巷に流れる噂話を調べていた……。11年を経て〈巷説百物語〉、江戸末期の遠野で再始動。
周防柳さんの『身もこがれつつ-小倉山の百人一首』。
藤原定家は、『新古今和歌集』の選者を務めるなど、歌壇でめきめきと頭角を現していました。鎌倉幕府に押され気味の朝廷の権威回復を狙う後鳥羽上皇は、そんな定家に、三代将軍・源実朝に「敷島の道(和歌)」を指南せよと命じ……。「小倉百人一首」の秘密に迫る歴史時代長編。
武内涼さんの『源氏の白旗 落人たちの戦』。
源義朝、常盤御前、義仲、義経、静御前……、歴史の中で敗れていた源氏たちの戦いぶりと魂を描いた短編集。
浅田次郎さんの『兵諫』。
大ベストセラー『蒼穹の昴』シリーズ第6部。日本で二・二六事件が起きた1936年、蒋介石を張学良が拉致した西安事件が起こります。日本と中国の運命を変えた2つの兵乱にはいかなるつながりがあるのでしょうか。
北方謙三さんの『チンギス紀 十一 黙示』。
金国に大軍で遠征したチンギスは、秘かに梁山湖へ向かいました。吹毛剣を持つ男が「替天行道」の旗を受け継いだ場所でした。
畠中恵さんの『もういちど』。
酔っ払った龍神たちが、隅田川の水をかき回して、長崎屋の舟をひっくり返しました。 水に落ちた若だんなは200年ぶりの天の星の代替わりに巻き込まれて……。「しゃばけ」シリーズ第20弾!
富樫倫太郎さんの『北条氏康-大願成就篇』。
氏康が今川から嫁を迎えた直後、駿府で今川の家督争いが勃発。北条家は義元を助力しまが、その義元が武田と結んだという報が入り、一転、駿河を攻める仕儀に。そんな中で父・氏綱に異変が起こり、氏康が、三代目として立つ日が近づいていてきました。
朝井まかてさんの『白光(びゃっこう)』。
日本人初のイコン(宗教画)画家・山下りん。明治時代にロシアへ渡り、信仰と芸術の狭間で揺れながら激動の日露近代史を生き抜いた女性の生涯を描いた長編小説です。
田牧大和さんの『紅きゆめみし』。
八百屋お七にまつわる手鞠唄が響く吉原で、吉原一の遊女が出会った娘「七」の正体とは。豪華絢爛な吉原に渦巻く人の業と、哀しき運命を描いた時代ミステリー。
梶よう子さんの『噂を売る男 藤岡屋由蔵』。
江戸の町で?んだ種(ネタ)を大藩の留守居役らに売る由蔵が、天下を揺るがすシーボルト事件に巻き込まれます。真相に辿り着いた彼は……。
藤岡屋由蔵は、江戸を中心とした事件や噂などを『藤岡屋日記』に残した、実在の情報屋です。
仲村燈さんの『桎梏の雪』。
江戸の将棋家の興亡、家元の誇りを賭け、青春を捧げ、戦う若き棋士たちを鮮やかに活写した時代小説。2021年、第15回小説現代新人奨励賞受賞作。
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