2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

捕物

市井人情

江戸・鎌倉河岸の若者たちの冒険

佐伯泰英さんの『埋みの棘』を読んでいる。今回は、政次、亮吉、彦四郎の三人が十一年前の少年時代に遭遇した事件が題材になっている。シリーズを通して、三人のキャラクターがしっかり描かれているので、どんな少年だったか容易に想像がつく。理知的で沈着冷...
市井人情

「金流しの十手」携帯ストラップ

佐伯泰英さんの『埋みの棘(うずみのとげ)』を入手する。政次、亮吉、彦四郎の三人が活躍する「鎌倉河岸捕物控」シリーズの第10弾である。 埋みの棘―鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 時代小説文庫) 作者: 佐伯泰英 出版社/メーカー: 角川春樹事務...
市井人情

江戸の風俗が堪能できる捕物帳

東郷隆さんの『異国の狐』を読んでいる。幕末の江戸を舞台にした、芝神明の御用聞き・万吉親分が活躍する連作形式の捕物小説。万吉の水際立った捕物ぶりを描くともに、激動する時代の様子と江戸の風俗を映し出す作品になっていて、捕物帳の面白さが満喫できる...
市井人情

東郷隆さんの正統派捕物帳

大好きな作家の一人、東郷隆さんの『異国の狐 とげ抜き万吉捕物控』を入手した。東郷さんの作品には幕末をテーマした『大砲松』や『幕末袖がらみ』や、徳川宗春と吉宗の抗争を描いた『御町見役うずら伝右衛門』などがある。ユーモアにあふれた作品や、ディテ...
捕物

「鍵屋お仙」シリーズ第二弾はいつ?

『十六夜華泥棒 鍵屋お仙見立絵解き』の作者の山内美樹子さんからメールをいただいた。8月に第二弾の原稿を書き終えて、編集部に入稿され、刊行は来年になりそうとのこと。「鍵屋お仙」は、鈴木春信の美人画に描かれて人気者となった、笠森稲荷の茶汲娘・お...