「2016年10月の新刊 下」をアップ

武士の職分 江戸役人物語2016年10月21日から10月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2016年10月の新刊 下」を掲載しました。

今回注目しているのは角川文庫です。上田秀人さんの文庫書き下ろし時代小説、『武士の職分 江戸役人物語』が刊行されます。

役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわぬ手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸――役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。

作者はこれまで、多くの作品の中でいろいろな役職に就く幕府の役人を主人公に据えて幕府内外の抗争劇を描いてきました。本書ではその総まとめという感じで、切り口もあらたに幕府の役人の世界を描き出しています。幕府を支える幕臣たちの知られざる世界と物語をのぞいてみたいと思います。

■Amazon.co.jp
『武士の職分 江戸役人物語』

→2016年10月の新刊 下