2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

雪の結晶の研究で知られる古河藩主・土井利位が事件を裁く

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク

雪の殿様『廓同心雷平八郎シリーズ』『犬同心、奔る!』で注目される、新進時代小説家の鷹井伶(たかいれい)さんの『雪の殿様』が白泉社・招き猫文庫より刊行されました。

雪に魅せられて、後に日本初の雪の研究書「雪華図説」を出版して「雪の殿様」と親しまれた古河藩藩主にして寺社奉行、土井利位が裁く事件の数々。雪明かりのような女が縁切り寺に駆け込んだ真相とは? 女人禁制の寺に起きた醜聞と富くじの謎。そして利位は隠れ切支丹を巡って老中・水野出羽守と対決することに。

古河藩主の土井利位は、天保の改革を進める水野忠邦の上知令に反対して、忠邦辞任後に一時老中首座を務め、政治家としても実力派ですが、雪の結晶の研究という理系分野での活躍でも知られています。本書は、若き日の寺社奉行時代にスポットを当てていて興味深い作品です。

■Amazon.co.jp
『雪の殿様』
『雪華図説 殿様が描いた 雪の結晶観察図鑑 [Kindle版]』(土井利位著)

→白泉社・招き猫文庫|雪の殿様