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青空文庫の作品をStanzaで読む

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青空文庫に掲載されている作品をiPhoneのアプリStanza(スタンザ)で読むという実験をしました。Stanzaは、電子書籍ビューワー(閲覧ソフト)で、ePub形式の電子書籍データを読むことができます。

●用意するなもの
PC(Windows 7):
– Sigil(Googleで開発中の電子書籍エディター)
– Adobe Digital Editions(PCの電子書籍閲覧ソフト)
– Stanza(PC版)
iPhone:
– Stanza(iPhoneアプリ)
WIFI環境

●実験手順
0.事前にPC側に必要なソフトをダウンロードして、インストールをしておく。いずれも英語版なので、少しわかりづらいかも。
1.青空文庫で岡本綺堂の「江戸の幽霊」をtxt形式でダウンロードする。
2.テキストエディタで1のファイルを開く。全文をコピーする。
3.Sigilを起動し、開いた画面に2をペーストする。
4.3のファイルを名前をつけてepub形式で保存する。([File]→[Save as]で、ファイル名をつけて保存する)
5.4のファイルを解凍し、OEBPS\textフォルダー内のcontent001.xhtmlをテキストエディタで開く。(解凍ソフトで解凍できない場合は、4のファイルの拡張子をzipに変えると解凍できる)
6.解凍したファイルは、以下のようなファイルが含まれる。
xxxxx(フォルダ名)┬META INF─container.xml
            ├OEBP┬text─content001.xhtml
            │    ├content.opf
            │ └toc.ncx
            └mimetype

content001.xhtmlファイルで、言語:日本語と宣言することで、文字化けを防ぐ。

xml:lang=”ja”を追記する

ファイルを保存し、フォルダーをzip形式で保存する。
7.6のファイルの拡張子をzip→epubに変える
8.Adobe Digital Editionで読み込んでみると、日本語がちゃんと表示される。手順6をスキップすると、日本語の箇所がすべて?????で表示されてしまい、読めなくなる。
9.Stanaza(PC版)で読み込んでみると、こちらでも問題なく読める。
10.Stanza(PC版)とiPhoneのStanazaを同じWIFI(無線LAN)に接続し、Stanza(PC版)でファイルを開いて、ファイル共有をすると、iPhoneのStanzaと同期して、iPhone側にファイルがダウンロードできる。
11.iPhoneのStanzaで、青空文庫の作品が読めた。

なお、1のテキストファイルを何も編集加工をしなくてもよければ、9までスキップできます。Stanza(PC版)では、epub形式のほかに、AmazonのKindle形式(azw)にもファイルをエクスポートできます。

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