単行本★時代小説新刊情報|2022年4月の新刊(1日→末日)
2022年4月1日から4月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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馳星周さんの『月の王』。
帝国陸軍特務機関所属の伊那雄一郎は緊急招集を受け、駆け落ちした華族令嬢・一条綾子の身柄を、各国の特務機関や蒋介石隷下の藍衣社に先んじて確保せよという密命でした。しかも、皇室から直接派遣された謎の男・大神明と共に遂行せよと言います。大戦の暗雲が迫る、上海を舞台にした、ハードアクション。
永井紗耶子さんの『女人入眼(にょにんじゅげん)』。
建久六年(1195年)。京の六条殿に仕える女房・周子は、宮中掌握の一手として、源頼朝と北条政子の娘・大姫を入内させるという命を受けて鎌倉へ入ります。
「鎌倉幕府最大の失策」と呼ばれる謎多き事件・大姫入内。その背後には、政治の実権をめぐる女たちの戦いと、母と娘の物語がありました。
谷津矢車さんの『宗歩の角行』
江戸末期に活躍した天才棋士、天野宗歩。孤高の勝負師は、何を追い求め彷徨っていたのでしょうか。近代将棋の定跡の基礎を築き、今も棋界から無二の存在と一目置かれる男の孤独と絶望に迫る、新たな将棋小説。
仁志耕一郎さんの『咲かせて三升の團十郎』。
江戸歌舞妓の若きスター市川團十郎は、名だたる役者に認められ、粋な姐さんを妻にして、絶頂きわめたその時に、お上に睨まれ財産没収、江戸追放。あっという間の奈落の底から、見事復活しますが、家族の悲劇を招いてしまいます……。波瀾万丈の役者人生を描く芸道小説。
★2022/04/21追記
王暁磊さんの『曹操 卑劣なる聖人 (第六巻)』。
前巻の刊行から1年。第六巻が遂に刊行されました。
建安六年から十一年(西暦201~206)、50歳前後の曹操が描かれています。
官渡の戦いと赤壁の戦いの戦間期で、これまであまり扱われてこなかった時期になりますが、「三国志」ファンにはおすすめです。
★2022/05/03追記
伊東潤さんの『天下を買った女』。
八代将軍の足利義政に嫁いだ日野富子は「銭」の力で平和をもたらすことを決意します。伊勢新九郎らの知識を借りて幕府の立て直しを目指しますが、「応仁の乱」が勃発。
北条政子と並び立つ、「強き御台所」日野富子の実像を描く歴史長編です。
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