2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

時代

幕末維新

勝海舟ら、江戸に暮らした士(サムライ)の素顔に触れる

江戸東京博物館で、明日2019年11月4日まで開催されている、特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」に行ってきました。 時代小説を読んでいても、武士なのか、侍なのか、その意味するところや使い分けがあいまいになることがあります。  ...
人物

松阪で蒲生氏郷と本居宣長と三井高利をリスペクト

遅い夏休みをとって、名古屋へ行ってきました。あいにくの雨模様の中、今回は、三重県の松阪市(まつさかし)まで足を延ばしました。 松阪は、名古屋から近鉄特急で70分ほどで、伊勢市の手前となります。ブランド牛肉「松阪牛(まつさかうし)」と、縞柄が...
伝奇

新解釈の本能寺の変。森蘭丸を描くピカレスク小説

ハヤカワ時代ミステリ文庫の創刊第2弾、大塚卓嗣(おおつかたくじ)さんの長編歴史時代小説、『天魔乱丸』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を入手しました。 著者は、『天衝 水野勝成伝』『宮本伊織』『くるい咲き 越前狂乱』など、戦国時代の個性的な武将を...
戦国

信長さえ、いなければ…。翻弄された戦国“脇役”列伝

天野純希さんの戦国時代小説、『信長嫌い』(新潮文庫)を入手しました。 2020年のNHK大河ドラマで明智光秀への関心が高まっています。ドラマでは、織田信長は敵役?として描かれるのでしょうか。 光秀のほかにも、「信長嫌い」の武将たちが少なくあ...
室町

南北朝に光彩を放つ、佐々木道誉と楠木正成の戦いを描く

安部龍太郎さんの長編歴史時代小説、『婆沙羅太平記 道誉と正成』(集英社文庫)を入手しました。 歴史への鋭い洞察力で紡ぎ出された、魅力あふれる人物描写と物語性豊かな作品で定評のある著者による、安部版「太平記」の第一弾です。 時は鎌倉末期。後醍...