2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

時代

人物

池波正太郎さんが描く、明智光秀の世界が面白い

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」で、斎藤道三の娘、帰蝶(濃姫)(後の織田信長の正妻)役を演じるはずの女優が麻薬取締法違反容疑で逮捕されてしまいました。ドラマで重要な役割を演じることが期待されていただけに残念です。 さて、2019年10月に...
人物

武人の魂を持ち、戦国を生きた絵師海北友松の生涯を描く

葉室麟さんの長篇時代小説、『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』(PHP文芸文庫)を献本いただきました。 本書は月刊文庫『文蔵』に連載された後、2017年2月にPHP研究所から単行本として刊行された作品の文庫化です。 海北友松(かいほうゆうしょう)は、...
古墳・飛鳥・奈良

壬申の乱を舞台に、『古事記』誕生を描く長篇古代小説

周防柳(すおうやなぎ)さんの古代を描く長篇時代小説、『蘇我の娘の古事記(ふることぶみ)』(ハルキ文庫)を入手しました。 著者は、『八月の青い蝶』で第26回小説すばる新人賞を受賞して、2014年にデビュー。古今和歌集の成立を背景に紀貫之と六歌...
幕末維新

勝海舟ら、江戸に暮らした士(サムライ)の素顔に触れる

江戸東京博物館で、明日2019年11月4日まで開催されている、特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」に行ってきました。 時代小説を読んでいても、武士なのか、侍なのか、その意味するところや使い分けがあいまいになることがあります。  ...
人物

松阪で蒲生氏郷と本居宣長と三井高利をリスペクト

遅い夏休みをとって、名古屋へ行ってきました。あいにくの雨模様の中、今回は、三重県の松阪市(まつさかし)まで足を延ばしました。 松阪は、名古屋から近鉄特急で70分ほどで、伊勢市の手前となります。ブランド牛肉「松阪牛(まつさかうし)」と、縞柄が...