東京新聞で、足利直義の死の謎を解く『女人太平記』を紹介

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『女人太平記』|羽生飛鳥|PHP研究所

東京新聞2025年9月6日掲載「推し時代小説」羽生飛鳥『女人太平記』(PHP研究所)2025年9月6日(土)の東京新聞中日新聞では9月7日)朝刊・読書面「推し時代小説」のコーナーで、本の紹介をいたしました。 「推し時代小説」は、書評家の細谷正充さん、文芸ジャーナリストの内藤麻里子さん、文芸評論家の木村行伸さん、そして私・理流が週替わりで、おすすめの歴史時代小説を取り上げる連載企画です。

今回ご紹介したのは、羽生飛鳥(はにゅう・あすか)さんによる歴史時代小説、女人にょにん太平記』(PHP研究所)です。

作品について

本書は、『蝶として死す 平家物語推理抄』第15回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛かばねさねもり」を収録)で第4回細谷正充賞を受賞し、注目を集める歴史本格ミステリ作家・羽生飛鳥さんの最新長編です。

南北朝の乱世を、名門貴族・西園寺公宗の妻として生きた女人、日野名子(ひの・なかこ)の視点で描く歴史ミステリです。名子はある日、足利尊氏が最愛の弟・直義を毒殺したという噂を耳にします。しかし尊氏が直義を殺したとは信じがたく、その真相に迫っていきます。

女人の視点から激動の時代が活写されるとともに、登場人物の揺れ動く内面も丁寧に描かれます。名子は日記文学『竹むきが記』の作者としても知られており、史実に根差した人物像の掘り下げが読みどころです。

今回取り上げた本


羽生飛鳥|時代小説ガイド
羽生飛鳥|はにゅうあすか|作家1982年神奈川県生まれ。上智大学卒業。2018年、「屍実盛(かばねさねもり)」で第15回ミステリーズ!新人賞を受賞。2021年、同作を収録した『蝶として死す 平家物語推理抄』で単行本デビュー。同年、同作で、第...

「ほんまる」で「東京新聞・推し時代小説」特集 開催中

「ほんまる」で「東京新聞・推し時代小説」特集
東京新聞の書評で取り上げた本を集めました神田神保町のシェア型書店「ほんまる」にある「時代小説SHOW」の棚(10章7節)では、東京新聞の時代小説書評コーナー「推し時代小説」で取り上げた書籍を取り揃えております。●販売中の書籍『海を破る者』今...

東京新聞「推し時代小説」バックナンバー

東京新聞掲載「推し時代小説」バックナンバー
東京新聞(中日新聞)読書欄「推し時代小説」コーナーの紹介東京新聞・土曜日(中日新聞は日曜日)の読書欄「推し時代小説」のコーナーを、細谷正充さん、内藤麻里子さん、木村行伸さんらと順番に担当しています。