「時代小説●2025年9月中旬の新刊情報(文庫)」を公開

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『震える羊羹舟 おけいの戯作手帖【二】』|麻宮好|コスミック時代文庫

震える羊羹舟 おけいの戯作手帖【二】(コスミック時代文庫)2025年9月11日から9月20日に刊行予定の文庫新刊情報として、「2025年9月中旬の新刊(文庫)」を公開いたしました。

今回、特に注目したいのは、麻宮好(あさみや・こう)さんによる文庫書き下ろしの時代小説『震える羊羹舟 おけいの戯作手帖【二】』(コスミック時代文庫)です。
著者は、2020年に第1回日本おいしい小説大賞へ応募した現代小説『月のスープのつくりかた』を改稿しデビューしました。さらに、2022年には捕物小説『恩送り 泥濘の十手』で第1回警察小説新人賞を受賞しています。

そして2025年、本シリーズの第1作『お内儀さんこそ、心に鬼を飼ってます おけいの戯作手帖』により、第14回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞しました。単行本としても『母子月 ~神の音に翔ぶ~』『龍ノ眼』『天がたり』と次々に時代小説を発表し、読者の胸を打ってきた実力派の新鋭です。


あらすじ

「見えない人の心を戯作で表現したい」。そんな決意を胸にする戯作者の孫娘・おけいは、次回作の題材探しに苦しんでいました。そんな折、版元で想い人の勘助に誘われ、菓子競べに参加します。 そこで、羊羹舟と呼ばれる菓子の型が宙を舞うという、奇怪な現場に出くわします。弟・幸太郎の「付喪神ではないか」という言葉から、おけいは羊羹舟に秘められた想いを探ろうとします。やがて手がかりが加賀にあると知り、関係者を訪ね歩いたおけいは、一、二を争う菓子職人兄弟の葛藤と苦悩に辿り着きます。 増長してうまく話せなくなった幸太郎との関係を振り返りながらも、おけいは羊羹舟に込められた持ち主の想いを、筆に託して一気に書き上げるのでした。

(『震える羊羹舟 おけいの戯作手帖【二】』(コスミック時代文庫)Amazon紹介文より抜粋・編集)

ここに注目!
第14回日本歴史時代作家協会賞の選考委員を務めた際、私は前作『お内儀さんこそ、心に鬼を飼ってます おけいの戯作手帖』について、以下のように選評を書きました。
「とっつきやすい“あやかしもの”の体裁を取りながら、実際には人の業と狂気を描き出している。新人離れしたストーリーテリングで、見えないものを言葉にしつつ、関係者たちの視点を通して事件を再構築する構成が見事だ。」

本書はその待望の続編です。謎解きの行方とともに、おけいの成長がどのように描かれているのか、想い人との仲が進展するのか、そして仲の良い姉弟である幸太郎との関係がどう変わっていくのか――読みどころが満載の第2巻です。

時代小説●2025年9月中旬の新刊情報(文庫)
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今回ご紹介した本



麻宮好|時代小説ガイド
麻宮好|あさみやこう|時代小説・作家群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て、塾講師をつとめる。2020年、第1回日本おいしい小説大賞の応募作『月のスープのつくりかた』を改稿して、デビュー。2022年、『恩送り 泥濘の十手』で第1回警察小説新...