2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

「2019年3月の新刊 下」をアップ

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク

悪名残すとも2019年3月21日から3月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年3月の新刊 下」を掲載しました。

今回は新刊の刊行が少なめです。
そんな中で気を吐いている角川文庫から、吉川永青(よしかわながはる)さんの『悪名残すとも』を取り上げます。

著者の吉川さんは、2010年、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞して注目され、『誉れの赤』、『裏関ヶ原』など、戦国時代小説を中心に作品を発表されてきました。2016年、『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞受賞されています。

天文九年の師走。毛利元就の居城、安芸国(現広島県)の郡山城に尼子軍が攻め寄せようとした時、一万の援軍が颯爽と現れた。まだ二十歳の美しき軍師の名は、陶隆房(晴賢)。毛利家を従える大内義隆の重臣にして、援軍の大将を務める男だった。見事な戦略により尼子軍を打ち破った隆房は、毛利元就の盟友として、親交を深めていく。だが、隆房の敵は、外部だけではなかった。下克上の悪名を背負った武将の儚き半生を描く、長篇歴史小説。
(Amazonの紹介文より)

さて、本書では、戦国を代表する下克上、毛利元就の厳島の戦いの引き立て役とされる、陶隆房(すえたかふさ)を主人公にした、戦国時代小説です。

主君大内義隆を滅ぼし、毛利元就に敗れることになる、稀代の悪漢と見られている隆房をいかにして物語のヒーローとして描くのか、楽しみが尽きません。

→2019年3月の新刊 下

■Amazon.co.jp
『悪名残すとも』(吉川永青・角川文庫)