江戸に土風が吹き荒れる頃、闇の仕置きが始まる―「帳尻屋」リターンズ

土風 帳尻屋仕置(一)「帳尻屋始末」シリーズのセカンドシーズンにあたる、坂岡真さんの『土風 帳尻屋仕置(一)』が双葉社・双葉文庫より刊行されました。

花見の季節になると、江戸には強風が吹き荒れる。神田馬ノ鞍横町で口入屋を営む蛙屋忠兵衛は、小商いばかりで、ぱっとしない日々を送っていた。昼から酒を呑み、無聊を託つ忠兵衛には、女房のおぶんの知らない裏の顔があった。
雲弘流の達人で「殺生石」の異名をもつ柳左近、不傳流の若侍「抜かずの又四郎」こと、琴引又四郎の、二人の剣客を刺客にもち、蔓延る悪に引導を渡す、闇の仕掛人としての元締めでもある。

前シリーズ「帳尻屋始末」では、出雲国から江戸に出てきたばかりの若者・琴引又四郎を主人公に話を進めて、剣客小説の要素もありました。今シリーズでは蛙屋忠兵衛をメインに物語が展開します。闇仕事の要素が強くなり、より痛快さが増すことでしょう。

「土風(つちかぜ)」とは、春先に土を吹き上げて吹く風のこと。

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『土風 帳尻屋仕置(一)』
『抜かずの又四郎 帳尻屋始末(一)』