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さらば、477冊の時代小説本たち

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1カ月半にわたって行った読み終えた本の整理がひとまず片付いた。なんと477冊の時代小説を処分することになった。単行本161冊、文庫314冊、新書2冊。段ボールで10箱分になった。この中には、現在絶版になっている本や品切れで入手困難なものも含まれている。断腸の思いで別れを告げた時代小説も多々あり。

梓澤要さんの傑作歴史ミステリー『百枚の定家』や時代ビルドゥングスロマンの名作『幾世の橋』(澤田ふじ子著)をはじめとしたハードカバー、栗本薫さんの『地獄島 お役者捕物帖』や大衆文学館シリーズの『砂絵呪縛(すなえしばり)』上・下など、貴重な文庫も放出した。

なんでこういう思い切ったことをする羽目になったかという経緯は以下のエントリー(記事)を。

2006-06-16 読み終えた時代小説の行方

2006-06-26 読み終えた時代小説の処分をする

本の処分は、神田神保町の時代小説専門古書店「海坂書房(うなさかしょぼう)」さんにお願いしたので、どこかで時代小説ファンのかたの手にわたるかもしれない。いつか保管に十分なスペースを確保できたら、一度手放した本をまた引き取りたいと思っている。

海坂書房

http://www32.ocn.ne.jp/~unasaka/
百枚の定家

百枚の定家

幾世の橋

幾世の橋

追記:

海坂書房さんから本日、無事に本が到着したという連絡があった。ところが、届いた本の冊数は、文庫(新書も文庫としてカウントしました)315冊、単行本174冊で計489冊だったという。こちらで控えたものよりも12冊多い。保存版の本のうちで、何を送ってしまったのだろうか? 処分された本たち、ごめんなさい。

ちなみに、単行本は1冊100円、文庫本は1冊50円で買い取っていただき、合計33,150円になった。最近は古書の下落が続いており高く売れないためということだが、本を着払いでお送りできたことを考慮すると、損なのか得なのかよくわからない。ともかく、部屋が整理できて家族に感謝されたことは大きい。(2006/8/1)

コメント

  1. 絶間 より:

    私は、鬼平シリーズと梅安シリーズ全巻を人様にさしあげて、結局買いなおしたことがあります。
    図書館で借りて読んでから、買ったりして・・・まったくなにしてるんだか。

  2. jidai-show より:

    買いなおす気持ちはよくわかります。一度読んだ本は、その面白さを知っているだけに、何としても入手しようとするでしょうね。

  3. jidai-show より:

    幻冬舎文庫から出ていた文庫本も持っていたので、泣く泣く手放しました。歴史ミステリー作品ではベスト1だと思っているので、1人でも多くの方に読んでほしいなと願っています。

  4. 宮山 より:

    梓澤要さんの「百枚の定家」をてばなされたとか。私が彼女にはまるきっかけになった本です。残念なきがします。