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時代小説●2024年11月中旬の新刊情報(文庫)

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時代小説●文庫新刊情報|2024年11月中旬の新刊(11日→20日)

2024年11月11日から11月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

PHP文芸文庫
細谷正充さん編の『とりもの〈謎〉時代小説傑作選』
同心や岡っ引き、寺子屋の師匠などが登場し、江戸の難事件に挑む名作短編を集めた時代ミステリー・アンソロジーです。
収録作の梶よう子さんの「雪花菜」では、小間物屋に高値で売られた鼈甲に関する調査を依頼され……。さらに、麻宮好さんの「庚申待」では、少女誘拐事件を追う岡っ引きが活躍します。他にも西條奈加さん、浮穴みみさん、近藤史恵さんら豪華作家による短編5編を収録。

知野みさきさんの『神隠し 町医・栗山庵の弟子日録(二)』
身寄りのない凛が、元忍びで腕利きの町医者・千歳に弟子入りし、佐助と共に学びを深める医療時代小説。佐助が抱える秘密に触れられぬまま、知人の行方不明の息子と佐助の面影が重なる事件が起こり……。わけありの3人が織り成す人情医療時代小説の第2巻です

光文社文庫
篠綾子さんの『女院の密命 緋桜左膳よろずや草紙(一)』
八丁堀のよろず屋「玄武」で、事件の解決を担う高槻左膳が、猫またに関する奇妙な依頼を受け、仲間の柏木右近、おちかとともに調査に乗り出します。彼らは江戸に潜伏する「朝廷の敵」を探す朝廷の間諜。剣術、陰陽術、探索に長けた3人が、真の敵に迫る物語です。

双葉文庫
坂岡真さんの『はぐれ又兵衛例繰控【十】-迷い牛』
商家の娘との不義が露見し裁きを受ける一人の浪人。軽い追放処分で済むと思われたが、新たな事実が判明し、極刑が決定します。牢屋敷に戻された浪人は火事騒ぎに乗じて姿を消すが、真実を知った又兵衛は、男を救うため命を懸けて奔走します。人気シリーズの第十弾。

稲葉稔さんの『へっぽこ膝栗毛(二)』
札差の放蕩息子・新兵衛、太鼓持ち・和助、頼りない侍・稲妻五郎の三人組が再び京を目指し江戸を発ちました。三島宿で宿泊中、泥棒事件が発生し盗人探しをすることに。個性あふれる「うつけ」三人組が織りなす珍道中が笑いと感動を誘う人気シリーズ第2弾です。

時代小説文庫
伊藤尋也さんの『金貸し同心』
天保の改革で倹約が求められる中、告げ口によって立場が悪くなった辰ノ輔は、養子に出されて廻り方同心の見習いに。しかし、その上司・本庄茂兵治は、同心でありながら金貸しとして暴利をむさぼる人物でした。貨幣経済の進展と武士の地位が揺れる江戸で、銭をもって「善」を為す痛快時代劇。

坂井希久子さんの『菊むすび 花暦 居酒屋ぜんや』
最近体調が優れないお妙の代わりに、お花が俵屋の若旦那の祝言料理を引き受けることに。祝言を迎える新郎新婦の緊張を解きほぐす心温まる料理が、ぜんやの味に彩りを添える。お祝いの料理を通して人と人のつながりを描く、温かな時代小説シリーズ第七弾。

松下隆一さんの『落としの左平次』
十八歳の見習い同心・佐々木清四郎は「落としの左平次」に預けられることになり、厳しくも温かい指導を受けながら成長していきます。亡き父の元同僚でもある左平次との絆を描きつつ、清四郎が一人前の同心を目指して奔走する姿が胸を打つ、エンターテインメント時代小説の新たな幕開けです。

講談社文庫
今村翔吾さんの『イクサガミ 人』
東海道を舞台にした「蠱毒」に挑む者たちも残り23人が東海道の島田宿に一堂に会します。血飛沫の舞う戦場に神と崇められる「台湾の伝説」が現れ、乱戦はさらに加速します。数多の強敵をなぎ倒し、東京へ辿り着いた愁二郎と双葉うぃ待ち受ける運命とは。

集英社文庫
北方謙三さんの『チンギス紀 二 鳴動』
モンゴル統一を目指すテムジンが、仲間とともに次々と敵に挑みます。南の地で蕭源基と出会い、槍の達人や従者を得て、勢力を広げるテムジンの激しい草原での戦いを描き、民族の誇りと絆が熱く交錯する歴史巨編第2巻。

中公文庫
伊東潤さんの『威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録』『威風堂々(下)-明治佐賀風雲録』
天保九年、佐賀藩に生まれた八太郎(後の大隈重信)が、鍋島直正に見出され、時代の志士たちと共に近代国家の礎を築くため奔走します。西郷隆盛や坂本龍馬ら志士たちと関わりつつ、激動の時代を生き抜いた偉人の物語。

今村翔吾さんの『幸村を討て』
徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。亡き昌幸とその次男幸村が戦いの鍵を握ります。何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫びます。「幸村を討て!」と。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●11月11日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
→記事:【新着本】PHP文芸文庫2024年11月発売の新刊
『とりもの〈謎〉時代小説傑作選』 細谷正充編 『とりもの〈謎〉時代小説傑作選』
『神隠し 町医・栗山庵の弟子日録(二)』 知野みさき 『神隠し 町医・栗山庵の弟子日録(二)』
『京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑う』 白川紺子 『京都くれなゐ荘奇譚(五) 呪いは月夜に恋い惑う』
●11月12日発売 光文社・光文社文庫
→記事:【新着本】光文社文庫2024年11月発売の新刊
『後宮女官の事件簿(三) 雪の章』 藍川竜樹 『後宮女官の事件簿(三) 雪の章』
『陽炎の剣 徒目付勘兵衛』 鈴木英治 『陽炎の剣 徒目付勘兵衛』
『女院の密命 緋桜左膳よろずや草紙(一)』 篠綾子 『女院の密命 緋桜左膳よろずや草紙(一)』
『にぎやかな星空 日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十三)』 中島久枝 『にぎやかな星空 日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十三)』
『秩父忍び 日暮左近事件帖』 藤井邦夫 『秩父忍び 日暮左近事件帖』
●11月12日発売 青春出版社・青春文庫
『見てきたようによくわかる 蔦屋重三郎と江戸の風俗』 日本史深掘り講座編集 『見てきたようによくわかる 蔦屋重三郎と江戸の風俗』
●11月13日発売 コスミック出版・コスミック時代文庫
『春待ち同心【三】不始末』
→記事:【新着本】小杉健治『不始末 春待ち同心(三)』
小杉健治 『春待ち同心【三】不始末』
『若殿はつらいよ ふたり竜之介邪淫剣』 鳴海丈 『若殿はつらいよ ふたり竜之介邪淫剣』
『公家さま隠密 冷泉為長 まろが斬る!』 倉阪鬼一郎 『公家さま隠密 冷泉為長 まろが斬る!』
『居酒屋若さま 裁いて候【三】』 聖龍人 『居酒屋若さま 裁いて候【三】』
『美食奉公 大岡越前 江戸めし人情裁き』 加賀美優 『美食奉公 大岡越前 江戸めし人情裁き』
●11月13日発売 双葉社・双葉文庫
『徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2』 鯨統一郎 『徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2』
『はぐれ又兵衛例繰控【十】-迷い牛』 坂岡真 『はぐれ又兵衛例繰控【十】-迷い牛』
『わるじい義剣帖(四)-やってない』 風野真知雄 『わるじい義剣帖(四)-やってない』
『へっぽこ膝栗毛(二)』 稲葉稔 『へっぽこ膝栗毛(二)』
●11月14日発売 講談社・講談社学術文庫
『『孫子』の読書史 「解答のない兵法」の魅力』 平田昌司 『『孫子』の読書史 「解答のない兵法」の魅力』
●11月15日発売 アルファポリス文庫
『後宮の偽物: ~冷遇妃は皇宮の秘密を暴く~ (2)』 山咲黒 『後宮の偽物: ~冷遇妃は皇宮の秘密を暴く~ (2)』
●11月15日発売 角川春樹事務所・時代小説文庫
『金貸し同心』 伊藤尋也 『金貸し同心』
『菊むすび 花暦 居酒屋ぜんや』 坂井希久子 『菊むすび 花暦 居酒屋ぜんや』
『落としの左平次』
→記事:「時代小説●2024年11月中旬の新刊情報(文庫)」をアップ
→記事:【新着本】松下隆一『落としの左平次』
松下隆一 『落としの左平次』
『(新装版)三国志 十三の巻 極北の星』 北方謙三 『(新装版)三国志 十三の巻 極北の星』
●11月15日発売 講談社・講談社文庫
『イクサガミ 人』 今村翔吾 『イクサガミ 人』
『陽昇る国、伊勢 古事記異聞』 高田崇史 『陽昇る国、伊勢 古事記異聞』
『京都四条 月岡サヨの板前茶屋』 柏井壽 『京都四条 月岡サヨの板前茶屋』
●11月19日発売 岩波書店・岩波現代文庫
『焼跡からのデモクラシー──草の根の占領期体験(上)』 吉見義明 『焼跡からのデモクラシー──草の根の占領期体験(上)』
『焼跡からのデモクラシー──草の根の占領期体験(上)』 吉見義明 『焼跡からのデモクラシー──草の根の占領期体験(上)』
●11月19日発売 岩波書店・岩波文庫
『日本往生極楽記・続本朝往生伝』 大曾根章介他 『日本往生極楽記・続本朝往生伝』
●11月19日発売 彩図社・彩図社文庫
『超訳 論語』 許成準 『超訳 論語』
●11月19日発売 三笠書房・知的生きかた文庫
『江戸のカリスマ商人 儲けのカラクリ』 川上徹也 『江戸のカリスマ商人 儲けのカラクリ』
●11月19日発売 集英社・集英社オレンジ文庫
『もののけ寺の白菊丸 桜下の稚児舞』 瀬川貴次 『もののけ寺の白菊丸 桜下の稚児舞』
『捨てられた皇后は暴君を許さない ~かくも愛しき蟠桃~』 喜咲冬子 『捨てられた皇后は暴君を許さない ~かくも愛しき蟠桃~』
『あやかし姫のかしまし入内』 後白河安寿 『あやかし姫のかしまし入内』
●11月20日発売 マイクロマガジン社・ことのは文庫
『陰陽師と天狗眼 ―クシナダ異聞・怨鬼の章―』 歌峰由子 『陰陽師と天狗眼 ―クシナダ異聞・怨鬼の章―』
●11月20日発売 集英社・集英社文庫
『篠笛五人娘 十手笛おみく捕物帳 三』 田中啓文 『篠笛五人娘 十手笛おみく捕物帳 三』
『チンギス紀 二 鳴動』 北方謙三
●11月20日発売 中央公論新社・中公文庫
『威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録』 伊東潤 『威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録』
『威風堂々(下)-明治佐賀風雲録』 伊東潤 『威風堂々(下)-明治佐賀風雲録』
『天祐は信長にあり(二)-桶狭間の戦い』 岩室忍 『天祐は信長にあり(二)-桶狭間の戦い』
『幸村を討て』 今村翔吾 『幸村を討て』
『天皇陛下萬歳-爆弾三勇士序説』 上野英信 『天皇陛下萬歳-爆弾三勇士序説』
『うぽっぽ同心十手裁き-まいまいつむろ』 坂岡真 『うぽっぽ同心十手裁き-まいまいつむろ』
『ちぎれ雲(三)-謀反の剣』 富樫倫太郎 『ちぎれ雲(三)-謀反の剣』
●11月20日発売 揺籃社
『室町時代の忠臣蔵・浦島太郎の女房』 高山博通 『室町時代の忠臣蔵・浦島太郎の女房』

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時代小説★2024年11月の新刊情報(単行本)
時代小説★単行本新刊情報|2024年11月の新刊(1日→末日)2024年11月1日から11月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細...