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見えない橋

見えない橋
見えない橋

(みえないはし)

澤田ふじ子

(さわだふじこ)
[武家]
★★★★

澤田作品の魅力は、文化・芸術を背景に巧みに取り入れている点である。この作品でも、未生真流の生け花や光悦手捻りの茶碗など、京芸術に関する作者の造詣の深さを感じさせる。あとがきによれば、作者は<橋>をテーマにした作品をあと3作品予定しているとのこと。<橋>というと、やはり、藤沢周平さんの「橋ものがたり」を思い出す。

物語●大垣藩士・岩間三良は、新妻・加奈との夫婦愛を信じ、勝手方掛(納戸役)下役から郡同心に役替えになった村廻りのお役目に邁進していた。ところが、加奈は、大蔵奉行の息子・大隅佐四郎と不義密通の末に、出奔。三良は、二人を追って、女敵討ちの旅に出た。

カバー装幀:蓬田やすひろ
解説:縄田一男(文芸評論家)
舞台:天保三年
(新潮文庫・440円・1996/10/01)
購入日:1996/09/30
読破日:1996/10/07

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