『俺とおまえの夏の陣』|吉田恵里香|双葉文庫

2026年9月1日から9月10日に刊行予定の文庫新刊情報として、
「2026年9月上旬の新刊(文庫)」を公開しました。
今回、特に注目したいのは、朝ドラ「虎に翼」の脚本家・吉田恵里香(よしだ・えりか)さんによる新感覚の歴史小説、『俺とおまえの夏の陣』(双葉文庫)です。
本作は、2014年8月に『俺とおまえの夏の陣 政宗と小十郎と小十郎』として東京書籍より単行本で刊行された作品です。その後、演出家・中屋敷法仁による人気朗読劇「俺とおまえの夏の陣」の原作となりました。
また、朗読劇シリーズの第1弾として上演された『僕とあいつの関ヶ原』の原作小説も、今回、双葉文庫より同時刊行されています。
あらすじ
戦国の風雲児・独眼竜伊達政宗の隣で、生涯をかけて支え続けた“右目”片倉小十郎。生死をかけた闘いの裏にある、人を思う心の清らかさと強さ。なぜこれほどまでに美しく、純粋な絆が生まれたのか? 若きカリスマと常に傍らで見守る知将の運命は? 稀代のストーリーテラー・吉田恵里香が仕掛ける、戦国乱世に深く刻まれた、至高のバディ・ドラマ!
(『俺とおまえの夏の陣』(双葉文庫)表紙カバー裏の紹介文より抜粋・編集)
ここに注目!
郎。主君と家臣でありながら、それだけでは語り尽くせない二人の関係を、「バディ」という現代的な視点から描いているところが本作の大きな魅力です。
NHK連続テレビ小説「虎に翼」などを手がけた脚本家・吉田恵里香さんが、初めて執筆した歴史小説でもあります。
単行本のタイトルが『政宗と小十郎と小十郎』とされていたように、本作で描かれるのは政宗と片倉小十郎だけではありません。政宗の幼少期から近侍し、のちに「小十郎」の名を継ぐ片倉重長も含め、彼らの関係を軸に、戦国末期を駆け抜けた武将たちの生きざまを描いています。
歴史小説でありながら、堅苦しさを感じさせない軽快な語り口も魅力です。歴史の知識がなくても入り込みやすく、生死を懸けた乱世のなかで、誰かを信じ、ともに生き、支え合うことの強さが胸に響きます。
伊達政宗と二人の「小十郎」の絆を鮮やかに描いた、新感覚の戦国バディ・ノベルです。






